VASSAL地図作成
- 1.はじめに
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下書き地図作成で作成した下書き地図を基に河川、森林、町村、道路、傾斜、
背景を描画する。
- 2.河川の描画
- 1)作業データ(mapwk.xcf)をダブルクリックしする。新しくレイヤーを追加し、
名前を河川にする。
- 2)描画色を暗い水色(例えば色コード2d5591)に変え、下書き地図の河川部分の
HEX境界に沿って描画する。
- 3)Lahn川は大きいので、HEX境界に関係なく地図に沿って自由選択機能で
範囲を指定してから塗りつぶす。
- 3.森林の描画
- 1)新しくレイヤーを追加し、名前を森林にする。
- 2)地図の落葉樹、針葉樹のマークが描かれているHEXを森林とする。なお、
情報収集(OOB)で調べたドイツ語のWiki地図を参考に当時の森林地帯を特定する。
- 3)自由選択機能で範囲をHEX境界に沿って指定し、登録しておいた森の
パターンで塗りつぶす。
- 4)上記だけでは不満が残るので、レイヤーを複写して別のパターンを作る。
背景を透明化して、位置をずらして上記2)の空白部分を少なくするように移動。
- 5)上記3)のレイヤーと統合し、上記4)の移動ではみだした部分を消去する。
- 4.町村の描画
- 1)新しくレイヤーを追加し、名前を町村にする。
- 2)市街地が描かれているHEXを町村とする。なお、情報収集(OOB)で調べた
ドイツ語のWiki地図を参考に当時の町村を見ると、この地域ではOffheimのみ。
そこで、DehrnとAhlbachは1HEXのみ描画する。Offheimについては、下記の
WEBページから戦いの年に近い1800年の人口390人、地図の年1949に近い1946年の
人口1132人から、市街地も地図の1/3にする。
Offheim
- 3)自由選択機能で範囲をHEX境界に沿って指定し、登録しておいた町村の
パターンで塗りつぶす。
- 4)黒、garamond bold、サイズ162でOffheimを入力。
- 5.道路の描画
- 1)新しくレイヤーを追加し、名前を道路にする。
- 2)情報収集(OOB)で調べたドイツ語のWiki地図を参考に当時の道路を特定する。
次の2本が該当する。
- A)Offheimの東側を北上してAhlbach付近で2つに分かれているもの。
- B)Offheimの北側を西に延びているもの。
- 3)描画色は黒、サイズ30で上記の道路に沿って直線を引く。
- 6.傾斜の描画
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傾斜については、次の問題が生じる。
- 【問題点5】等高線を見て、どの部分を傾斜の描画とするか分からない。
基本的には勾配がきつく、移動するのに追加の移動力が必要な箇所である。
その為、等高線が狭くなっている箇所が該当する。問題は、どの程度まで
狭いと傾斜とするかの判断基準が不明な点にある。
今回は、情報収集(OOB)で調べたドイツ語のWiki地図を参考にヒゲ状の
表示をしている次の箇所を傾斜とする。
- A)Lahn川沿い
- B)Offheimの東側を北上している道路の東側
- C)Offheimの東側を北上している道路が2つに分岐している箇所の北側付近
- D)Offheimの村のすぐ東側から北上するもの、東に延びてから上記B)の
道路に沿って北上するもの
- 下書き地図を見て、以下とする。
- A)は2ケ所
- a)Lahn川西側の格子状の表示がある箇所に沿って北上し、Dehrn近くでは
Schの等高線に沿ってAhlbach近くのがけまで北上
- b)Dehrn東側はBfの等高線に沿って西側は川と交差する箇所まで
- B)とD) 190m等高線に沿った箇所
- C)Ahlbach北東にあるGrofernB,KafernBの等高線に沿った箇所
- 「描画の方法」
- 1)新しくレイヤーを追加し、名前を傾斜にする。
- 2)右の小画面で右端上から3番目のブラシを選択。
- 3)左の小画面で左から4番目上から4番目の”ブラシで描画”を選択し、
描画色は茶色(a52a2a)、サイズは35とする。
- 4)大画面で、上記の箇所のHEX境界に沿って1ヶづつ描画する。
(直線を描くのではなく、1ヶづつスタンプのように)
- 5)右の小画面で傾斜を道路の下に移動。(道路を傾斜に上書きする為)
- 7.背景の描画
- 1)下書き地図の上に新しくレイヤーを追加し、名前を背景にする。
- 2)背景の色をfdf5e6に変える。
- 8.データの出力
- 1)Limburg_vmap.pngとしてエクスポートする。下図参照。
- 2)作業ファイルはLimburg_vmap.xcfとして保存する。
- 3)GIMP2を終了させる。