COA版の概要

  1. 1)バタイユゲーム製作は、1991年りリースのAuerstaedtから。
     (Marshal Enterprises版を改訂した第3版)
  2. 2))製作会社は、Clash of Arms。バタイユゲーム以外も製作するウォーゲーム製作会社。
  3. 3)代表兼バタイユデザイナー責任者は、Ed Wimble。
  4. 4)ゲームスケールはバタイユゲーム共通で、大隊規模の戦術級、1ターン20分、1HEX約100m。
     歩兵は1戦力100人、騎兵は1戦力50人、砲兵は1戦力3または4門。
  5. 5)基本ルールは、以下の変遷がある。
    1. 2nd Edition :Marshal Enterpriseのものと思われる。
            (デザイナーズノートにSporsとMattsonの名前がある)
            1987年に私が初めに買ったAlbueraと次のTalaveraに付いていた。
    2. 3rd Edition :内容は2ndとほぼ同じだが、戦術編成・移動・戦闘など分類化されて読みやすくなった。
            小さいが写真付きのプレイの例が追加。COA社として再編集したと思われる。
            製作順では前になるAuerstaedtを3番目に買った際には、これが付いていたので、
            1990年頃から切り換えたと思われる。これ以降1995年のVol.9 Corunnaまで続く。
    3. 4th Edition :22年度版とも言われるもので、上記から大幅な改訂がある。
            初めのMoscowa(1975年)から22年後に4th Edition(1997年)を発表した事が
            名前の由来かも。Vol.10 Lutzen,Vol.11 Orthezには、22年度版としてではなく、
            専用ルールとして付いていた。
            過去のVol.1 AuerstaedtからVol.9 Corunnaへの適用が可能。
    4. 30年度版 :上記22年度版から更に進化したルールになったもので、最新版。
            プレイし易さよりもシミュレーション精度に重点をおいている。
            COA社がバタイユゲームを製作してから30周年記念(2010年)になるので、
            名前が付いたとの事。Vol.12 Moscowa第3版には付かないで、
            代わりに次のマリールイーズ版が基本ルールで付いた。
    5. マリールイーズ版 :上記30年度版を簡略化したもの。プレイする人が上記の30年度版か、
           こちらかを選択する。
    6. 5th Edition :3rd Editionにマリールイーズ版の指揮ルールを追加したもの。
           Vol.13 Dresdeに基本ルールとして付いたドレスデン版からドレスデン特有の
           記載を削除したもの。2016年11月に発表された。Wargame Vaultから入手できる。
  6. 6)会社のホームページは、Clash of Arms。バタイユゲームのホームページは、Labatilleus。

【補足】

  1. 1)バタイユゲームのホームページでは、30年度版ルールをME版ゲームにも適用する為の
     ルールを公開している。
  2. 2)30年度版やマリールイーズ版が発表されてから1年後に、Marshal Enterpriseがプレイし易さを
     重点においたプレミアルール(3rd Editionに近い)を発表している点が、中々面白い。
  3. 3)ドレスデン版が3rd Editionをベースにした理由の個人的推測は下記のブログに記載した。
     consimworldの掲示板で、混乱すると発言する人もいる。
     COA第5版ルールについて