ミステリ小説”ディオゲネス変奏曲”を読む

珍しく台湾作家のミステリ小説”ディオゲネス変奏曲”を読んでみた。 とても面白かった。気に入ったのは次の4編。 1)藍を見つめる藍 :どんでん返しが見事である。 2)時は金なり :SF風味で時間について色々考えさせられる。 … 続きを読む ミステリ小説”ディオゲネス変奏曲”を読む

SF小説”トータル・リコール”を読む

シュワルツネッガー主演の映画にもなった”トータル・リコール”が入った フィリップ・K・ディックの短編集を読んでみた。 有名な”アンドロイドは電気羊の夢を見るか?”は若い時に読んで中途で挫折したので 少し不安であったが、面 … 続きを読む SF小説”トータル・リコール”を読む

SF小説”メデューサとの出会い”を読む

アーサー・C・クラークの短編集”メデューサとの出会い”を読んでみた。 気に入ったのは次の2編。 1)ドッグ・スター: 犬との交流が何とも良い。 2)きらめく生きもの: 海洋物は面白い。 <個人的な感想> ”彗星の核へ”と … 続きを読む SF小説”メデューサとの出会い”を読む

SF小説”太陽系最後の日”を読む

アーサー・C・クラークの短編集”太陽系最後の日”を読んでみた。 気に入ったのは次の2編。 1)コマーレのライオン :夢の世界で生きていけるなら、自分もそうするだろう。              そのように思わせるストーリ … 続きを読む SF小説”太陽系最後の日”を読む

SF小説”誓願”を読む

マーガレット・アトウッドの長編”誓願”を読んでみた。 なかなか考えさせられる内容であるが、面白い。 ジョージ・オーウェルの”一九八四年”と同じような ディストピア(反理想郷)の小説である。 <個人的な感想> いくつか気に … 続きを読む SF小説”誓願”を読む

SF小説”円”を読む

劉慈欣の短篇集”円”を読む。 13篇から構成される。 特に気に入ったのは次の3編。 1)地火 :人の考えを超えた自然の力に圧倒される。       ただ、120年後の話は無いほうが良いと思う。 2)栄光と夢 :オリンピッ … 続きを読む SF小説”円”を読む

SF小説”海底牧場”を読む

短編集”90億の神の御名”に含まれている”海底牧場”を長編化したものである。 SFの味付けは薄く、主人公フランクリンの成長の物語と思う。 それでも面白く読めた。次の言葉には共感する。 ”やがて、その時がきたら、人間がより … 続きを読む SF小説”海底牧場”を読む

SF小説”遺跡の声”を読む

堀晃の短編集”遺跡の声”を読む。 トリニティシリーズ9篇を纏めた物である。 以前に読んだ”太陽風交点”と次の2篇が重複している。 ・太陽風交点、遺跡の声 特に気に入ったのは次の1編。(遺跡の声は既読済) 1)ペルセウスの … 続きを読む SF小説”遺跡の声”を読む

SF小説”地球環”を読む

堀晃の短編集”地球環”を読む。 情報サイボーグシリーズ11篇を纏めた物である。 以前に読んだ”太陽風交点”と次の2篇が重複している。 ・最後の接触、骨折星雲 特に気に入ったのは次の3編。 1)恐怖省: SFよりもサスペン … 続きを読む SF小説”地球環”を読む

SF小説”恐怖省”について

最近気に入った堀晃の作品はなかなか手に入らない。 短編集”恐怖省”の内容が、その後に出版された2つの短編集 ”遺跡の声”と”地球環”と重複している事が分かった。 そこで”恐怖省”は図書館でも見当たらないので諦める事にした … 続きを読む SF小説”恐怖省”について