SF小説”円”を読む

劉慈欣の短篇集”円”を読む。
13篇から構成される。

特に気に入ったのは次の3編。
1)地火 :人の考えを超えた自然の力に圧倒される。
      ただ、120年後の話は無いほうが良いと思う。

2)栄光と夢 :オリンピックを戦争の1形態としてみた皮肉が
        何とも効いている。

3)円円のシャボン玉 :着想が面白いし、明るい雰囲気である。

なお、月の光は”月の光”、円は”折りたたみ北京”に含まれており、既読。

<個人的な感想>
地火は主人公が劉欣(著者と1字違い)で、何だか本人の半自叙伝が
入っているかのような錯覚を覚えた。