SF小説”時間の王”を読む

宝樹が書いたSF短編集”時間の王”を読んでみた。 7編から構成されるが、面白いと感じたのは次の3編である。 1)三国献麺記 :最後の捻りが面白い。 2)999本のばら :未来への依頼と現在での実現方法が面白い。 3)時間 … 続きを読む SF小説”時間の王”を読む

ミステリ小説”生か死か”を読む

評判の良い”生か死か”を読んでみた。 とても読みやすい文章・翻訳である。 しかし、物語の視点が色々と変わるので混乱する。 主人公では過去と現在、他の登場人物は現在と 人も変わるし時間も変わるので、なかなかついて行けない。 … 続きを読む ミステリ小説”生か死か”を読む

SF小説”変種第二号”を読む

フィリップ・K・ディックの短編集”変種第二号”を読んでみた。 9編入っているが、気に入ったのは次の5編。 1)たそがれの朝食: 日常が急変した時にどうするか考えさせられる。 2)火星潜入   : 最後のオチが面白い。 3 … 続きを読む SF小説”変種第二号”を読む

SF小説”移動迷宮”を読む

中国史を題材としたSF短編集”移動迷宮”を読んでみた。 8編から構成されるが、面白いと感じたのは次の2編である。 1)時の祝福(作者は宝樹):歴史を変えようとする苦闘が面白い。 2)1938年上海の記憶(作者は韓松): … 続きを読む SF小説”移動迷宮”を読む

SF小説”人間狩り”を読む

フィリップ・K・ディックの短編集”人間狩り”を読んでみた。 13編入っているが、気に入ったのは次の4編。 なお、筑摩書房が出版しているので、今まで読んでいた早川書房の 短編集とは重複しているものがある。それは飛ばして読ん … 続きを読む SF小説”人間狩り”を読む

ミステリ小説”死亡通知書 暗黒者”を読む

評判の良い”死亡通知書 暗黒者”を読んでみた。 なかなか先が読めないミステリで、とても面白い。 3部作の第1作との事で、続編の翻訳が待ち遠しい。 最近は中華ミステリにハマっている。 日本の作家よりも上手いのではないかと思 … 続きを読む ミステリ小説”死亡通知書 暗黒者”を読む

SF小説”変数人間”を読む

フィリップ・K・ディックの短編集”変数人間”を読んでみた。 10編入っているが、気に入ったのは次の2編。 1)ペイチェック :SFとミステリが混在して面白い。 2)変数人間 :予測に振り回される人達が面白い。 <個人的な … 続きを読む SF小説”変数人間”を読む

SF小説”逃亡テレメトリー”を読む

マーダーボット・ダイアリーの”逃亡テレメトリー”を読んだ。 中編1つ、短編2つを含んでいる。短編は英語版が無料で公開されていた。 表題作の中編は今までと同様に面白い。短編は少し物足りない感じがする。 作者は中編が合ってい … 続きを読む SF小説”逃亡テレメトリー”を読む

”宮部みゆき”の時代小説を読む(9)

最近気に入っている”宮部みゆき”の時代小説の中から ”あかんべえ”を読んだ。 今回は長編である。どちらかというと、短編のほうが好きだが 全体的に、ほのぼとした感じが気に入った。

ミステリ小説”世界を売った男”を読む

”ディオゲネス変奏曲”の作者「陳浩基」が気に入ったので、長編”世界を売った男”を 読んで見た。捻りが効いて、少しだけSF風味もあり、とても面白い。 最近の日本人作家のミステリ小説は、つまらないものが多いので 収穫であった … 続きを読む ミステリ小説”世界を売った男”を読む