”宮部みゆき”の時代小説を読む(2)

最近気に入っている”宮部みゆき”の時代小説を読んだ。 「三島屋変調百物語」シリーズの第1,2巻である。 1)おそろし 2)あんじゅう どれも良かったが、気に入ったのは2)標題作”暗獣”である。 名前は恐ろしそうであるが、 … 続きを読む ”宮部みゆき”の時代小説を読む(2)

SF小説”人之彼岸”を読む

”折りたたみ北京”の著者である郝景芳の短編集である。 6つの短篇とエッセイ2篇が入っており、標題の短編はない。 短編集としての標題が”人之彼岸”である。 面白いと思ったのは、次の1つ。 ・不死医院 :何となく最後のオチは … 続きを読む SF小説”人之彼岸”を読む

SF小説”機巧のイヴ”を読む

評判の良い”機巧のイヴ”を読んでみた。 なかなか面白い。特に気に入ったのは、 ・機巧のイヴ :最後の展開が良い。余韻が残る。 ・神代のテセウス :物語がよく出来ている。 である。 <個人的な感想> 今回は表題作が好みと一 … 続きを読む SF小説”機巧のイヴ”を読む

SF小説”宇宙探偵マグナス・リドルフ”を読む

評判の良い”宇宙探偵マグナス・リドルフ”を読んでみた。 なかなか面白い。特に気に入ったのは、 ・ココドの戦士 :ユーモアが良い。特に2人の淑女が戦士と遭遇した時の          戦士側の感想が気に入った(下記に引用す … 続きを読む SF小説”宇宙探偵マグナス・リドルフ”を読む

SF小説”一九八四年”を読む

評判の良い”一九八四年”を読んでみた。 なかなか考えさせられる内容である。 とても一気には読み終える事ができない。 共感した文章の一部を引用する。 「その日、その週が過ぎゆくままに生きながらえ、  未来を持たない現在を引 … 続きを読む SF小説”一九八四年”を読む

”宮部みゆき”の時代小説短編集を読む

以前に初ものがたり(宮部みゆき)を読んで気に入ったので、 同様な時代小説短編集を読んだ。 1)本所深川ふしぎ草紙 2)かまいたち 3)幻色江戸ごよみ どれも良かったが、気に入ったのは下記の3作。 1)から”片葉の芦” 2 … 続きを読む ”宮部みゆき”の時代小説短編集を読む

SF小説”奇跡なす者たち”を読む

評判の良い”奇跡なす者たち”を読んでみた。 なかなか面白い。特に気に入ったのは、 ・フィルクスの陶匠 :最後のオチがにくい。 ・保護色 :最後のオチがにくい。 ・最後の城 :過去の栄光に執着する人々が良く描かれている。 … 続きを読む SF小説”奇跡なす者たち”を読む

SF小説”マーダーボット・ダイアリーの短編”を読む

マーサ・ウェルズのマーダーボット・ダイアリーシリーズには 無料で公開されている短編”Compulsory”(強制?)がある。 既に和訳されている中編4作の後(2018年)に書かれたものとの事。 DeepLで和訳しながら、 … 続きを読む SF小説”マーダーボット・ダイアリーの短編”を読む

SF小説”マーダーボット・ダイアリー(下)”を読む

上巻が面白かったので、下巻(2編入っている)も読んでみた。 これも面白かった。 第2編の”出口戦略の無謀”から一部を引用する。 「〝最悪とまではいえない作戦〟はすでに放棄し、  〝最悪一歩手前の作戦〟に移行しています。」 … 続きを読む SF小説”マーダーボット・ダイアリー(下)”を読む

SF小説”火星の人”を読む

評判が良いので読んでみた。 主人公の前向きな姿勢とユーモアに感心した。 約560ページあるが、サクサク読める。 一部を引用する。p24 ”だが、いまは一度にひとつのこと。  とりあえず腹はいっぱいだし、目標もできた  - … 続きを読む SF小説”火星の人”を読む