ベルナドットの転属願い(2/E)
総裁のバラスは、ベルナドットの手紙を癇癪を破裂させたものか、 間接的に他の職を求めたものと考えた。バラスはベルナドットを クレベールの弟子と思っており、師匠の反抗的態度には慣れていた。 しかし、政府としては、イギリス方 … 続きを読む ベルナドットの転属願い(2/E)
バタイユゲーム、ナポレオン戦争、などについて書いていきます。
指揮官・人物に関するもの。
ベルナドットの転属願い(2/E)
総裁のバラスは、ベルナドットの手紙を癇癪を破裂させたものか、 間接的に他の職を求めたものと考えた。バラスはベルナドットを クレベールの弟子と思っており、師匠の反抗的態度には慣れていた。 しかし、政府としては、イギリス方 … 続きを読む ベルナドットの転属願い(2/E)
ベルナドットの転属願い(1)
師団の解体でナポレオンに嫌気がさしたベルナドットは、 11月末には総裁政府に次の転属を希望した。 1)インド洋のモーリシャス島かレユニオン島の司令官 2)ギリシャのイオニア諸島の司令官 3)歩兵検閲官 4)ポルトガル方 … 続きを読む ベルナドットの転属願い(1)
知事からベルナドットに届いた手紙
ベルナドットが他の方面軍に異動する事が公表されてから、占領・統治していた フリウリ地方の知事(ヴェネチア人)からベルナドットに手紙が届いた。 ”貴方に申し出のあった栄光の新しい領域は、我々が貴方を失う事を 慰めてはくれ … 続きを読む 知事からベルナドットに届いた手紙
第15軽半旅団への別れの手紙
”残念だが、君達と別れる事になった。私はイギリス方面軍に異動するが、 君達と共にある強みを奪われた。君達はディリエ将軍の下に配属されるが、 彼は賢明で用心深い将校である。 君達の名声を維持して欲しい。それには、私が要求 … 続きを読む 第15軽半旅団への別れの手紙
ベルナドット師団の解体
10/18にカンポ・フォルミオ条約が締結され、正式にオーストリアと休戦となった。 その後、イタリア方面軍は大部分がイギリス方面軍(司令官はナポレオン)に合流 することになり、11/9に再編成された。 各師団とも解体され … 続きを読む ベルナドット師団の解体
ナポレオンとベルナドットの会談(3)
庭園の会談の続き。 【ライン軍とイタリア方面軍について】 ベルナドット:イタリアでの勝利は過大評価である。 ナポレオン:ドイツでの勝利は、オーストリアがミスしたお陰である。 【ナポレオンが、ベルナドッ … 続きを読む ナポレオンとベルナドットの会談(3)
ナポレオンとベルナドットの会談(2)
ナポレオンは、滞在しているパッシリアーノの夕食にベルナドットを招待した。これは、 前回の会談で良い印象を得た為と思われる。 ベルナドットは早く来るようにと言われたので、文字通り5時の夕食に対して3時には到着した。 しか … 続きを読む ナポレオンとベルナドットの会談(2)
ナポレオンとベルナドットの会談(1)
ナポレオンはパッシリアーノ滞在していたが、ある日ウディネに来て、ベルナドットと話をした。 1)長引いている和平交渉について、ナポレオンから尋ねられた際の返答。 総裁政府の命令は、戦争を再開する為の口実を見つける事である … 続きを読む ナポレオンとベルナドットの会談(1)
ヴィクトールとベルナドット部隊
ベルナドットがパリに派遣されている間、臨時の師団長になっていたのは、 ヴィクトール少将であった。彼は、ベルナドットが南方軍司令官になるとの噂を 聞いて、師団の兵士達に後任には自分がなるだろうと言ったが、兵士達は 沈黙し … 続きを読む ヴィクトールとベルナドット部隊
ベルナドットのパリ派遣(6/E)
バラス達は、パリに居るベルナドットに南方軍司令官の職を提案した。南方軍は 4ヶ師団を持っていたが、マルセイユを中心に混乱状態にあった。ベルナドットは、 9/27に断りの手紙を書いた。 ”総裁閣下、貴方は私を信頼して指揮 … 続きを読む ベルナドットのパリ派遣(6/E)