イギリス歩兵

  1. 1.軽歩兵中隊
    1.  イギリスの歩兵大隊には軽歩兵中隊が1つ付き、以下の扱いをする。
    2. 1)軽歩兵中隊の能力と制約
      1. A)単独の時は必ず2HEXの散開隊形を取り、射撃力は12、射撃防御力は18。
      2. B)白兵戦前の後退ができ、次項の特殊ルールを適用する。
      3. C)親大隊から2HEX以上離れない。もし、離れた場合は潰走となり、
         親大隊に合流するように移動する。合流できない時は、消滅する。
      4. D)上記C)の潰走から回復に失敗した場合も、消滅する。
      5. E)親大隊以外とは同じHEXに共存しない。
    3. 2)軽歩兵中隊の白兵戦前の後退。
      1. A)後退時に臨機射撃がない(通常ルールではある)。
      2. B)後退したHEXに敵軍が進入したら、親大隊による防御射撃がある。
         (通常ルールでは防御射撃はない。)
  2. 2.ライフル中隊
    1.  上記の軽歩兵中隊とは異なり、単独で行動する。
    2. 1)能力と制約
      1. A)射撃力、白兵戦力はない。
      2. B)影響地域にある敵軍は、士気チェックでー6(悪い方)の補正を行う。
      3. C)視線が妨害されない場合、2HEX以内にいる敵軍の砲兵は、展開隊形に変更できない。
      4. D)必ずイギリス歩兵(KGL歩兵を含む)と一緒にいる。
         一緒にいる歩兵が全滅した場合のみ、ライフル中隊も全滅する。
      5. E)一緒にいる歩兵の射撃結果で61から66がでると、敵軍に指揮官がいれば死傷する。
         (通常ルールでは65,66)
  3. 3.伏せ隊形
    1. イギリス歩兵(KGL歩兵を含む)は、次の特殊な防御隊形が取れる。
    2. 1)能力と制約
      1. A)移動段階で隊形変更が可能で、必要な移動力は1。
      2. B)元の隊形を保持したまま、射撃防御力が6増大する。
      3. C)伏せ隊形からは立ち上がり(元の隊形)のみ変更できる。
      4. D)敵軍が2HEX以内に進入したら、自動的に立ち上がる(元の隊形になる)。

【補足】

  1. 1)明記がないが、軽歩兵中隊は親大隊が全滅したら、同じく全滅する。
  2. 2)明記がないが、ライフル中隊はイギリス歩兵(KGL歩兵を含む)ならどれでも一緒にいられる。
  3. 3)明記がないが、伏せ隊形は平地に限定される。
  4. 4)KGL(King's German Legion)歩兵とは。
    1. A)1803年にブラウンシュヴァイク・リューネブルク公国の軍人たちで作られた部隊。
       彼らの母国は1803年にフランスに占領され、ヴェストファーレン王国に併合された。
       軍隊は解散されたが、イギリス王ジョージ3世はブラウンシュヴァイク=リューネブルク公も
       兼ねていたので、イギリス軍の一部として創設した。
    2. B)ナポレオン戦争が終わった1816年に解散。軍人たちは、領土を回復してハノーファー王国と
       名前を変えた母国に戻った。