バタイユゲームでは各部隊の参加兵力が一定の事が多い。
しかし、ハイルスベルクの戦いのようにシナリオによって
同じ部隊でも参加兵力が異なる事がある。
この場合の部隊モラルの考え方を整理しておく。
1.背景
ハイルスベルクの戦いではアレ川(現在はウィナ川)の南に布陣していた
左翼部隊から近衛師団と第7師団の約半分、第14師団全部が北側の
右翼部隊に応援に行った。
シナリオ3ではアレ川北の戦い、シナリオ4ではアレ川南の戦いが
独立して行われる。その為、左翼部隊の部隊レベルをどうするかという問題が生じる。
2.基本的な考え方
同じ所属の部隊でも独立した戦場で別々に戦うのであれば、それぞれの
戦場に参加した兵力で部隊レベルを計算するのが良い。
ハイルスベルクの戦いの特殊ルール(Marshal Enterprises)でも下図枠内の
ようにシナリオを参照して部隊数を数える事を勧めている。
3.バタイユゲーム支援ツールへの反映
(1)部隊の分割がない場合は、下図のように全兵力で計算する。
アレ川北の右翼部隊、南の左翼部隊は北部歩兵軍団、南部歩兵軍団に変えている(位置が分かるように)。
(2)部隊の分割がある場合は、そのシナリオに参加する兵力で計算する。
下図はシナリオ3用のものである。
4.ロシア軍近衛師団の部隊士気
(1)問題点
近衛師団は南部歩兵軍団に含まれるが、下図のように他の通常歩兵に
比べて士気が高い。しかし、部隊レベルは軍団単位で処理するので
扱いに注意が必要である。
(2)対策
ユニット基本情報の全ての近衛歩兵の追加士気修正の欄に+2の値を入れる。(下図)
部隊モラル表の追加修正に”常時”を追加する。
<個人的な感想>
何とか実現したいものが出来た。途中で諦めなければ何とかなる。