ヴォーシャンの戦いではグルーシー少将の率いるフランス騎兵が
ロシア・プロシア軍方陣を壊滅させた。
現行ルールでは同様な戦果を上げるのは難しいので、ルールを一部
見直す事にした。
1.概要
(1)基本的な考え方
騎兵突撃の時に騎兵に有利なルール2つ追加する。
(A)士気チェック
戦力比による補正を行う時に、騎兵の戦力を大きくする。
→騎兵突撃を受ける防御側は士気チェックに失敗しやすくなる。
(B)白兵戦力値
通常突撃の他に熟練突撃を追加し、熟練の場合は白兵戦力値を大きくする。
→白兵戦結果で防御側に悪い結果が出やすくなる。
(2)既存ルールとの違い
(A)士気チェック
(a)ME版では防御側だけが士気チェックを行い、攻撃側÷防御側の戦力比が
1から2未満なら、士気チェックが成功しやすい。(下図下線部参照)
戦力比が大きくなれば賽の目3だけ士気チェックを失敗しやすくなる。
(b)ME版では槍騎兵と重騎兵による突撃を受けると士気チェックが失敗しやすい。(下図枠内参照)
しかし、軽騎兵は突撃の恩恵を受けないので上記で改善できる。
(B)白兵戦力値
3HEX直進すれば白兵戦力値が2倍になるが(下図下線部)、
特定の騎兵については2.N倍に変えるので、白兵戦結果が変わる。
2.適用する段階(フェーズ)
騎兵突撃に限定し、白兵戦には適用しない。
次回へつづく
<個人的な感想>
軽騎兵突撃を考えた場合、現行ルールでは防御側の士気チェックは戦力比だけの
補正になる。攻撃側騎兵戦力が4、防御側歩兵戦力が4なら、賽の目は+3と
士気チェックが成功しやすくなる。これでは突撃なしの白兵戦と何も変わらない。
しかし、騎兵突撃を受ける側になれば、速度を上げて突っ込んでくる騎兵と
通常速度で来る騎兵では怖さが違う。
そこを模擬するには戦力を大きく見せるのが1つの良い方法と思う。