騎兵突撃ルールの一部見直し(2)

つづき

3.ルール詳細
(1)士気チェック
   攻撃側と防御側の戦力比を計算する時に騎兵だけ2倍にする。
   騎兵同士の戦いもあるので、防御側の騎兵戦力も同じ扱いをする。

(2)白兵戦力値
   騎兵突撃を通常突撃と熟練突撃に分け、通常突撃は現行ルールとする。
   熟練突撃は2.8倍の白兵戦力値とする。
   熟練突撃ができるのは、特定指揮官(今回はグルーシー少将)の指揮範囲内にいる
   胸甲騎兵とカラビニエ騎兵とする。

   2.8倍とした理由は以下の通りである。
   フランス軍胸甲騎兵とカラビニエ騎兵が方陣を攻撃した場合に
   現行の場合よりも白兵戦力値比が少なくても1段階上になるようにする。
   ヴォーシャンの戦いの全ユニットを調べると2.8倍の場合に次のようになる。

 フランス軍騎兵ロシア軍歩兵プロシア軍歩兵
1ユニット平均白兵戦値21.7 8.113.5
通常突撃で方陣を攻撃した場合14.4  
 騎兵の白兵戦値比  1.78 1.07
 白兵戦結果表の適用比  1.5 1.0
熟練突撃で方陣を攻撃した場合20.2  
 騎兵の白兵戦値比  2.50 1.50
 白兵戦結果表の適用比  2.5 1.5

次回へつづく

<個人的な感想>
ロシア軍歩兵は2段階も上になり混乱状態(下図のDD)になる確率は28%から52%になる。
プロシア軍歩兵でも14%から28%になる。
かなり大きな影響となるが、これ位でないと連合軍の方陣を踏み潰して
壊滅させることができないかもしれない。
あとはプレイして2.8倍の妥当性を検証する。