標題のツールをWEBで探したが見つからないので、GIMPのPython-Fuを
使ってツールを自作した。後のために以下にメモしておく。
１．背景
ゲームプレイの記録で全体図と拡大図を残しているが、
１つの元画像から複数の拡大図を切り取るのは、なかなか面倒である。
いままではGIMPで手動にて切り取っていた。
しかし、元画像が多くなると大変になってきたので、自動化を考えた。
２．基本的な考え方
（１）複数範囲の数と各範囲の幅・高さなどのデータは、下図のcsvファイルから読み込む。
１行目が元画像のファイル名で、C:\Program Files\GIMP 2\binフォルダの下に入れておく。
またはD:\DATA2\game\Strategy\DTOM\play\play2\DTOM_P209K.jpgなどのフルパスで指定して、任意のフォルダにいれる。
２行目の４が複数範囲の数、３行目以降はＡ列が出力するファイル名（.jpgはツールが付加する）、
Ｂ列が幅、Ｃ列が高さ、Ｄ列が開始Ｘ座標、Ｅ列が開始Ｙ座標を指定する。
（２）１つの範囲を切り抜いた後は、幅・高さを戻してから元画像を再度読み込む。
その後は同様に同じ処理を複数回繰り返す（１回の起動で複数範囲を切り取る）。
（３）ツールの起動は、下図のようにPython-Fuから行う。
３．プログラム
プログラムソースを最後に示す（長いので）。
＜個人的な感想＞
元画像のファイル名称をcsvファイルから読み込む所で苦戦した。
原因はcsvファイルのコードがUTF-8でなくUTF-8-BOMになっていた為である。
エラー表示には、きちんと正しいパスとファイル名が表示されるので、
何故エラーになるのか分からなかった。
ちょっとした事でプログラムが動かないのは、よくある事だが、久々に多くの
時間を無駄にした・・・。