史実に近い戦果を出す為に、セナルモン准将のような有能な砲兵指揮官が
指揮する場合に補正する方法を以下に検討する。
1.補正案
以前に検討したナポレオン補正を参考にして、射撃時の賽の目に+6(良い方)の補正をする。
この方法なら、今までのルールとユニットデータを変更する事がない。命中率が向上する事で、
敵歩兵の損害が増え、白兵戦前の士気チェックで損害による補正も反映され、白兵戦に持ち込む
機会が少なくなると予想する。
2.プレイテスト
前回と同じ条件でプレイした結果は、以下の通りである。(18:40終了時点)
フランス軍砲兵 | ロシア軍歩兵 | |||||||
損失戦力 | 損失中隊 | 混乱中隊 | 健在中隊 | 損失戦力 | 損失大隊 | 混乱・潰走大隊 | 健在大隊 | |
前回 | 8 | 5 | 2 | 1 | 16 | 1 | 4 | 7 |
今回 | 6 | 4 | 0 | 4 | 23 | 4 | 1 | 7 |
フランス軍砲兵の半数が全滅し、ロシア軍歩兵は最前線に4ヶ大隊が健在である。
3.評価
史実の再現はできていない。ロシア軍歩兵の損失は十分に大きいが、白兵戦に持ち込まれる可能性が
未だ大きい。この白兵戦士気チェックに補正が必要と考える。
<個人的な感想>
なかなか史実の再現は難しい。有能な指揮官に指揮された砲兵に対する強襲は、通常の強襲に比べて
より恐ろしいと考えても良いと思う。従って、士気チェックに補正するのは誤りではない。