ランチェスターの法則に基づいた戦い方が有効かを検証する為に
同じVASSALモジュールを使用し、参加戦力も同じとする。
但し、プロシア軍の兵力配置と方針はランチェスターの第1法則に
沿ったものとする(狭い戦場での接近戦に持ち込む)。
この戦い方で第1次に比べてプロシア軍vsフランス軍の損害比が小さくなり、
武器性能比が1に近くなれば、ランチェスターの法則に基づいた戦い方が有効と判断する。
<開戦直前の部隊配置> 9:00開始前
1)プロシア軍の方針
A)河にかかる橋を中心に戦う(*1)。橋のプロシア軍側を守る部隊が混乱・潰走した場合は、
近くの部隊が代わるか、橋頭保に進入した敵を全力で攻撃する。
なお、町での戦闘は禁止されているので、第3の橋が守れない時は策源方向に退却する。
B)混乱・潰走部隊が健全な部隊を巻き込まないように逃走ルートを必ず空けておく。
C)各地域の担当は以下とする。
第1の橋(地図で一番下)と浅瀬の防衛は第2師団
第2の橋(地図で中間)の防衛は前衛部隊
第3の橋(地図で一番上)の防衛は第1師団
ハレ町の郊外は騎兵旅団(副官が指揮)
(*1)橋の戦いは、特殊ルール橋の攻防を適用する。なお、バリケードはなし、橋を通過する
騎兵突撃は禁止とする(ハレの戦いの特殊ルールによる)。
D)砲兵は集中して配置し(平地では最大6戦力までのスタックをする)、目標は歩兵とする。
→敵の砲兵は橋を渡った歩兵に攻撃させ、対砲兵射撃は行わない(時間がかかるので)。
(注)上記のA)B)は勝利条件のフランス軍ギリギリの勝利。
<個人的な感想>
ラシンの戦いはランチェスターの第1法則に近いので、同様な戦いをすればプロシア軍の
損害が低下すると期待できるが、そう甘くはないかもしれない・・・。