<人員の戦力と損失>
ゲーム損失=歩兵1戦力100人、騎兵1戦力50人で計算した今回のゲームで失った人員を2で割ったもの。
但し、捕虜は降伏時の戦力が全て損失になるので、2で割る事はしない。
前回損失=第1次ザールフェルトの戦いのゲーム損失。
史実損失=参考資料から引用した実際の戦いの推定死傷者数。
ゲーム戦力 | 史実戦力 | ゲーム損失 | 前回損失 | 史実損失 | |
フランス軍 | 12650 | 12800 | 525 | 1400 | 200 |
プロシア軍 | 9850 | 8300 | 4150 *1 | 6400 *2 | 2700 *3 |
*1 捕虜は1600人 *2 捕虜は4550人、 *3 捕虜は1800人
<両軍の質の差>
1)歩兵
フランス軍に比べて、プロシア軍、ザクセン軍とも弱い・・・。明らかな差がある。
2)騎兵
フランス軍とプロシア軍、ザクセン軍に差はない。但し、今回は賽の目が悪く、
プロシア軍ユサールは大失態をした。
3)砲兵
フランス軍に比べて、プロシア軍、ザクセン軍とも展開隊形から牽引隊形に変更し難い。
その為、機動的な運用ができない。また、命中精度の差が実感できる。
<フランス軍精鋭大隊の見直し結果の評価>
精鋭大隊(散開隊形)が活躍で来たので、見直しは妥当と判断する。射撃戦で敵に損害を与え、
混乱・潰走させた例が少なくないので使い勝手が良い。
<バタイユゲーム支援ツール追加改修14の評価>
問題なく使えるので妥当と判断する。
<個人的な感想>
今回のフランス軍損失が少ないのは、精鋭大隊(散開隊形)のお陰である。射撃戦で敵に
損害を与えながら、自らは損害が少ない為である。(さすがに敵砲兵に隣接すると損害は大きい。)
プロシア軍とザクセン軍の砲兵は、一度展開隊形になると牽引隊形に変更するのが難しい。
その為、適切なタイミングで後退する事ができない。その結果、敵歩兵に回り込まれて白兵戦になり
降伏する場合が多い。これは史実に近いので、特に見直しはしない。
なお、今回・前回ともプロシア軍の大砲損失は22門であり、史実では28門と近い数値になっている。