第2次ザールフェルトの戦い(6/E)

<勝利判定>

 勝利条件を適用するとフランス軍の決定的勝利である(史実通り)。

 

<人員の戦力と損失> 

ゲーム損失=歩兵1戦力100人、騎兵1戦力50人で計算した今回のゲームで失った人員を2で割ったもの。

但し、捕虜は降伏時の戦力が全て損失になるので、2で割る事はしない。

前回損失=第1次ザールフェルトの戦いのゲーム損失。

史実損失=参考資料から引用した実際の戦いの推定死傷者数。

 ゲーム戦力史実戦力ゲーム損失前回損失史実損失
フランス軍1265012800 5251400 200
プロシア軍 9850 83004150 *16400 *22700 *3

*1 捕虜は1600人 *2 捕虜は4550人、 *3 捕虜は1800人

 

<両軍の質の差>

 1)歩兵

  フランス軍に比べて、プロシア軍、ザクセン軍とも弱い・・・。明らかな差がある。

 2)騎兵

  フランス軍とプロシア軍、ザクセン軍に差はない。但し、今回は賽の目が悪く、

 プロシア軍ユサールは大失態をした。

 3)砲兵

  フランス軍に比べて、プロシア軍、ザクセン軍とも展開隊形から牽引隊形に変更し難い。

 その為、機動的な運用ができない。また、命中精度の差が実感できる。

 

<フランス軍精鋭大隊の見直し結果の評価>

  精鋭大隊(散開隊形)が活躍で来たので、見直しは妥当と判断する。射撃戦で敵に損害を与え、

混乱・潰走させた例が少なくないので使い勝手が良い。

 

<バタイユゲーム支援ツール追加改修14の評価>

  問題なく使えるので妥当と判断する。

 

<個人的な感想>

 今回のフランス軍損失が少ないのは、精鋭大隊(散開隊形)のお陰である。射撃戦で敵に

損害を与えながら、自らは損害が少ない為である。(さすがに敵砲兵に隣接すると損害は大きい。)

プロシア軍とザクセン軍の砲兵は、一度展開隊形になると牽引隊形に変更するのが難しい。

その為、適切なタイミングで後退する事ができない。その結果、敵歩兵に回り込まれて白兵戦になり

降伏する場合が多い。これは史実に近いので、特に見直しはしない。

なお、今回・前回ともプロシア軍の大砲損失は22門であり、史実では28門と近い数値になっている。

 

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