捕虜ルール詳細(案)
1.兵科
歩兵、騎兵、砲兵、工兵など兵員が捕虜になる。なお、大砲は砲兵とは別に扱い、
今回は敵の大砲捕獲はしない。また、砲兵は味方に戻っても、戦力外とする(大砲がない為)。
2.移動力
全ての兵科に共通で3とする(靴なしの徒歩)。但し、第3次ハレの戦いのように、
未だ敵軍に接触されない場合は、移動力を6とする(靴を履いている為)。
3.戦闘力
全ての兵科に共通で射撃・白兵戦とも0とする。
4.戦力(人員)
降伏時の値とする。
5.部隊レベルへの影響
味方部隊から8HEX(部隊の存在が分かる距離)以内に居る捕虜は、
部隊レベルの全滅・潰走の数に入れない。9HEX以上離れた場合に、
全滅の扱いをする。なお、味方に合流した場合には、潰走の数に入れず、
士気チェックもしない(潰走にならない)。
6.監視部隊
歩兵か騎兵部隊から捕虜を監視する為の部隊を指揮フェーズで編成できる。最小1戦力で、
最大は保有戦力。なお、1ヶ大隊全てとするか、いくつかの大隊から選抜して編成するか
は自由とする。捕虜と同じHEXか隣接HEXに居れば監視できる。
7.捕虜の移動
捕虜は監視部隊と共に、前線から監視部隊の策源方向に移動する。捕虜の友軍部隊
から15HEX以上離れたら、そこに留まる。
8.脱走条件
1)次の条件を全て満足すると脱走できる。
A)味方部隊に戻る為の脱走ルートがある(障害地形、敵ZOCがないルート)。
脱走ルートは、必ず味方部隊か味方の策源に近づく方向とする。
但し、障害地形、敵ZOCが最短ルートにある場合は迂回できる。
B)監視部隊の戦力の2倍までは、脱走できない。その超過分が脱走できる。
2)脱走部隊の編制
降伏時の部隊単位で個々に脱走する。脱走方向は、個々に任意とする。
3)脱走兵の捕獲
A)捕獲する為の臨時の歩兵か騎兵の追跡中隊を指揮フェーズで編成できる。
最小1戦力、最大は保有戦力。
B)追跡中隊が捕虜と同じHEXに進入すれば、追跡中隊の2倍の戦力までの捕虜を捕獲できる。
4)味方への合流
味方部隊のHEXに進入したら、合流できたものとする。その後は、味方の策源に向かい移動する。
敵部隊から15HEX以上離れたら、その場に留まる。その後は、各シナリオに従い、戦力外とするか
戦力復帰する。
9.捕虜の奪還
友軍が捕虜を奪還に来た場合は、以下のいずれかの条件を満足すれば友軍に合流できる。
合流後は上記8.4)と同じとする。
1)友軍が監視部隊を全滅させる。
2)友軍が監視部隊を混乱か潰走させる。
<個人的な感想>
主に模擬するのは、味方捕虜を奪還する行動が出来る事と、捕虜を得た軍の戦力低減
(監視部隊を付けるので)である。捕虜を奪還するゲーム上のメリットは、部隊レベルの
低下を防ぐ事である(その為には早期の奪還が必要で、敵の後方に送られてからでは遅い)。