革命戦争の部隊単位と規模について、気になったので
歩兵を中心に少し調べてみた。
部隊単位 | 指揮官 | 規模 |
軍 | 少将 | 複数の師団 |
師団 | 少将 | 複数の歩兵旅団、騎兵連隊、砲兵部隊 |
歩兵旅団 | 准将 | 2ヶ連隊 |
歩兵連隊 | 大佐 | 3ヶ大隊 |
歩兵大隊 | 少佐 | 8〜9ヶ中隊(擲弾兵中隊があれば9番目) |
歩兵中隊 | 大尉 | 2ヶ小隊(中尉の小隊と少尉の小隊) |
歩兵小隊 | 中尉と少尉 | 2ヶ分隊 |
歩兵分隊 | 軍曹 | 2ヶ班 |
歩兵班 | 伍長 | 10〜13人 |
革命戦争では、独立した騎兵師団がなく、騎兵旅団・連隊は各師団に配属された。
師団は、歩兵・騎兵・砲兵(工兵を含む)をもった統合部隊の単位で独立して
作戦行動が可能な部隊である。また、師団の名称は番号ではなく、師団長の
名前で呼んでいた。
<個人的感想>
騎兵や砲兵の准将が昇進して師団長になるのは、今までの兵科専門家から
兵科を統合した万能家(generalist)になるので、大変そうである。
歩兵准将の場合は、連隊に砲兵中隊が配属されていたので、大佐の時代から
歩兵+砲兵の戦闘には経験を積んでいた。しかし、騎兵や砲兵准将の場合は、
軍や師団に配属された騎兵連隊、砲兵部隊の司令官としての経験が主なので
歩兵を含めた戦闘指揮は未経験な場合が多い。
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