密集目標の命中補正その2

以前に密集目標の命中補正を検討したが、今回は歩兵と砲兵が同じHEXに居た場合を検討する。

1.前提
  下図のように歩兵1戦力に対して砲兵は3戦力のスタック値(HEXに居られる戦力)となるが、
  密集目標の命中補正で検討した際のように4.5戦力に置き換えて補正を検討する。

2.検討内容
(1)基本的には砲兵の戦力×4.5を歩兵の戦力に加算して、密集目標の補正を行う。
   しかし、バタイユゲーム支援ツールへ反映するのは簡単ではない。
   (複数目標の戦力加算を追加する改修規模が大きい。)

(2)代替として以下の2つの方法を全て行う。
 (A)砲兵と歩兵を個別の目標として砲撃する。(密集目標の補正を行わない)
 (B)指揮官修正(砲撃値)に3を加算する。(命中しやすい方に賽の目で2補正に相当)
    なお、歩兵戦力が8を超えた(歩兵単独でも密集)場合は2倍の6とする。

3.適用例
  下図の場合、1HEX内にオーストリア軍の砲兵(2戦力)と歩兵(8戦力)が同居する。
  砲兵と歩兵を個別に砲撃し、指揮官修正(砲撃値)に3を入力する。

<個人的な感想>
密集目標の補正は1HEX内に複数の部隊がいても砲撃は1回として(戦力-9)分の
賽の目補正で損失を計算する事である。
代わりに部隊数の数だけ砲撃し、賽の目補正は2(指揮官修正値の2/3を賽の目補正に使う)を
使う事で同様の結果を出そうとする試みである。全く同じとは言えないが、単独でHEXにいる場合や
射線上のHEXに隣接する場合に比べて賽の目補正分だけ命中しやすくしている。
補正値が3で適切かどうかは判断が難しいが、余りに大きいと損失が大きくなってゲームバランスを崩しそうである。
プレイテストで評価する予定。

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