つづき
(3)主君と臣下の力関係(アイルランドの場合)
(A)臣下の方が強い
・主君は王位は1つ、公爵は2つまでしか持てない。その制限を破ると税金収入などに
大きな罰則がつくので、基本は臣下に与える(一定の税金は入るが)。
・臣下は主君の戦争に参加する義務がない(同盟を結べば参戦要請はできるが・・・)。
その為、領土拡大の戦争は常備軍か傭兵を使うことになる。
お金がかかるので、直轄領が多くないと難しい。
・上記と同様だが、強力な帝国の臣下になっても戦争で主君が助けてくれる事は無い。
自分の領地は自分で守る(同盟を含めて)必要がある。
(B)ニー・ロザン家の場合
コナハト、アルスター、ミューズの3公爵が強力で、何度も王位・公爵請求の争いを仕掛けてくる。
1人から称号を剥奪しようとしても、連合して反抗するので勝てない(暴虐な王だと騒ぎ立てる)。
神聖ローマ帝国の臣下(元帥)になっても、神聖ローマ帝国から援軍はない。
(4)同盟が強力
(A)弱小国に見えても同盟国が多くて、軍事力で優位に立てない。
時代が進むと強い国しか残っていないので、領土拡大が難しくなる。
同盟国から参戦要請が来て断ると威信が下がる(最低になると戦争を仕掛けられない)ので、
余り多数と同盟すると困る。特に、こちらが戦争中なら手が回らない・・・。
(B)ニー・ロザン家の場合
第10代目になって軍事力が低下した時に、同盟国からの参戦要請を断り続けたら
威信が最低(不埒者)になって戦争が仕掛けられなくなった。臆病者のあだ名まで付いた・・・。
第11代目になったら解消されたが、それまでは何も出来ない日々であった。
5.参考資料
下記のWEBページにお世話になりました。ありがとうございます。
・Crusader Kings 3 – 知識ゼロでも理解できる初心者向けのCK3解説動画
<個人的な感想>
領土拡大に応じて軍事力が大きくなり、ますます領土が広げられるわけではない。
単純に領土拡大できないように、上手く仕組みができているように感じる。
なかなか思うように行かないのが、逆に面白い所なのかもしれない。