臨機突撃範囲の敵兵について

MEプレミアルールの42ページには下図枠内のように臨機突撃範囲に
進入した敵兵に騎兵突撃ができると明記されている。

しかし、味方の騎兵が移動して敵兵を臨機突撃範囲に収めた場合(下図)に、
その後の敵兵のターンでの扱いは明記がない。

そこで、自家製ルールとして以下の敵兵に関するルールを追記する。
1.共通ルール
  味方騎兵が士気チェックに失敗すれば騎兵突撃はなし。敵兵は自由に動ける。
  味方騎兵が士気チェックに成功すれば騎兵突撃でき、以下のルールを適用する。
  (敵が移動・方向変更・隊形変更を行った後に味方騎兵の士気チェックを行う。)
  なお、味方騎兵は突撃しなくても良い。(突撃するかどうかはプレイヤーの選択)

2.隊形変更
(1)歩兵
  敵歩兵の隊形は縦隊(隙ができた事のペナルティ)として騎兵突撃を受ける。

(2)砲兵
  敵砲兵の隊形は牽引隊形(隙ができた事のペナルティ)として騎兵突撃を受ける。→実質的に潰走する。

(3)騎兵
  敵騎兵の隊形は元のままとして騎兵突撃を受ける。

3.方向変更
  敵兵の方向は元のまま騎兵突撃を受ける。

4.臨機突撃範囲からの離脱
(1)歩兵、砲兵
  元の位置のまま騎兵突撃を受ける。

(2)騎兵
  敵騎兵の移動力が味方騎兵以上ならば離脱できる。
  それ以外なら元の位置のまま騎兵突撃を受ける。

<個人的な感想>
上図のように臨機突撃範囲にいる方陣を組んだフランス軍歩兵は、どうするか悩ましい。
騎兵突撃を受ける危険を冒しても離脱するか、安全優先でその場に留まるか。
方陣隊形を変更するのは無謀なので論外である。

プロシア軍砲兵が近くにいたら砲撃を受け放題なので(しかも密集隊形なので命中しやすい)、
危険を冒しても離脱する選択もありだと思う。