ヴォーシャンの戦い(4)

バタイユゲーム支援ツール強化版改修24でプレイし、動作確認も行う事にする。

<11:00開始時点の状況>
<全体図>

<ヴォーシャン付近拡大図>

<ブラデリ南方付近拡大図>

<11:40終了時点の状況>(3ターン経過後)
<全体図>
プロシア軍前衛旅団はヴォーシャンで歩兵2ケ大隊が包囲されており、
歩兵2ケ大隊が全滅、騎兵2ケ連隊と砲兵1ケ中隊が降伏している。
増援の連合軍主力はブラデリ南方でフランス軍第2騎兵軍団・第7軍団第4師団と
交戦中だが、騎兵戦力が劣勢の為に砲撃主体で戦っている。
フランス軍第6軍団はヴォーシャン包囲を続けていて、ブラデリ南方への増援は未だ出来ない。

<ヴォーシャン付近拡大図>
ヴォーシャンの外に居たプロシア軍槍騎兵はフランス軍擲弾騎兵との戦闘で降伏し、
第70連隊第3大隊の監視下にある。
ヴォーシャンにいるプロシア軍歩兵2ケ大隊は砲撃による損耗が累積して全滅が近い。

<ブラデリ南方付近拡大図>
連合軍は砲兵を前面に出して邪魔な敵騎兵を砲撃しているが、なかなか騎兵の戦列は崩せていない。
フランス軍は、その砲兵に騎兵突撃を行ってロシア軍砲兵1ケ中隊を全滅させた。
歩兵による中央部強襲は上手く行かずに膠着状態になっている。
フランス軍による砲撃はロシア軍歩兵2ケ大隊を潰走、2ケ大隊を混乱させて、
プロシア軍騎兵1ケ連隊を潰走させている。

連合軍としては右翼は防御、左翼は攻勢の方針で戦っており、左翼の敵騎兵が弱まれば
プロシア軍歩兵2ケ旅団を前進させてヴォーシャンへ突破する事が狙いである。

ヴォーシャンから逃げてきた第11旅団の歩兵3ケ大隊、ユサール騎兵1ケ連隊は、
新任の指揮官代理の下で右翼の防御支援をしている。歩兵は方陣を組んで現在位置を守り、
味方騎兵の戦列が崩れた場合の第2防衛線を作っている。

<個人的な感想>
ナポレオニックの雰囲気満載である。
ヴォーシャンから逃げてきた第11旅団残存部隊は指揮官も居なくて敵に近づく事は出来ないし、
味方の進軍の邪魔になる。プロシア軍司令部(グナイゼナウ参謀長)は悩ましい。
取りあえず主要道から外れた位置で歩兵は方陣を組み、騎兵は敵騎兵の突撃に対抗(反応突撃)する
指示を出し、指揮官代理を任命して右翼防衛支援の任務を与えた。

フランス軍は騎兵2ケ連隊、砲兵1ケ中隊の捕虜を得たので、監視部隊として歩兵2ケ大隊と
1ケ中隊(親大隊は前線に移動)を割り当てて最前線から後方へ移送させている。
監視歩兵が到着するまでは近くに居たカラビニエ騎兵が臨時に監視する事になり、
味方の騎兵戦力が一時的に低下した。捕虜を取るのも後が大変である。

なお、砲撃戦はフランス軍の方が上手で、連合軍歩兵と騎兵の潰走・混乱を招いている。
連合軍の砲撃は戦力を削るだけで、潰走・混乱までは生じさせていない。

ブラデリ南方付近のフランス軍は騎兵戦力が優勢な為に歩兵戦力が劣勢でも戦線を維持できている。
連合軍はやりたくても歩兵を前進させることが難しい(騎兵突撃の餌食になる)ので悩ましい。
ヴォーシャンで包囲されている味方が居なければ、得られるものがない戦いは止めて
後退したい所である。