Tokyo Expressの味見(4/E)

つづき

9.ターン4
(1)開始時

(2)戦闘(1番目の移動後に発生)
 (A)戦闘結果
    日本は損害なし。
    米国はポートランドが更に4損傷を受け沈没、ヴィンセンズは2損傷を受けた。 

10.ターン5
(1)開始時

(2)終了時
 (A)配置図
    米国艦隊は地図端に到達したので反転後直進した。
    なお、提督が戦死したので指揮下にない艦隊は1d10の賽の目と自由行動テーブルにより
    行動を決めていた。結果は、ほとんど現状通り(直進)であった。

  (B)戦闘結果
    日本は損害なし。
    米国はヴィンセンズが更に1損傷を受けた。

11.ゲーム終了
   勝利点の計算はEXCELで行い、下記の通り。米国の実質的敗北である。

<個人的な感想>
日本が強すぎる。米国は3隻も沈没したのに、日本は2艦が損傷しただけである。
自分のプレイが下手なのかもしれないが、下記のプレイヴィデオでも米国艦が2隻沈没している。
この人は途中でプレイを終了しているが、気持ちは分かる(惨敗が明らか)。
 ・‘Tokyo Express’ from Victory Games Basic Game playthrough

このゲームの人気がないのは、次の理由と考える。
1)この初級シナリオが余りにも米国に厳しい。ほぼ惨敗するゲームをプレイする人は少ない。
  余談だが、真珠湾空襲のゲームは3年過ぎても中々リリースされない。これも同じかもしれない。
2)艦隊運動が思うようにできない。一斉回頭に限定するのは不満が残る。
3)日本の行動命令を決めるのが煩雑である。1ターンに2回行うが、
  参照する艦の特定と距離からゾーンを決めるのが面倒である。
  行動命令そのものは、おかしな行動に思えるが、全体としてみると米国艦と交戦するように動いている。
  その意味では良く出来ている。
  1人用ゲームでHEXを使うのであれば、このような戦闘行動図を使うのは正統かもしれない。

人気のあるThe Huntersは以下のように感じる。
1)はプレイする側がドイツ、敵はほぼ英国なので当てはまらない。(米国人は第3者)*1
2)3)が大きく違う。HEXを使わないので敵味方の行動は賽の目だけで決まり、
  ゲームがサクサク進む。

注)*1 The Huntersと類似のシステムを使ったIntercepter Aceではプレイヤーがドイツで
   敵は米空軍だが、プレイヤー側が難しいゲームバランスになっている。
   なかなか撃墜できないが、勝利条件が甘いのでプレイして面白い。