敵船の模擬をする事を検討した。
結論から言えば、ある程度は可能である。以下にメモしておく。
1.基本的な考え方
敵を主体として考え、逃走と攻撃で動きを分ける。
また、状況に応じて攻撃から逃走に切り換わる事も模擬する。
2.画面イメージ
(1)逃走用
VASSAL画面に敵船(下図中央)と本船(下図右上)の位置関係が分かる数値地図を表示する(赤字)。
支援ツールの画面から本船の船首位置を下図のように入力する。
計算結果はログにも自動で記録する(下図)。
(2)攻撃用
VASSAL画面に敵船(下図中央)と本船(下図右上)位置関係が分かる数値地図を表示する(白字)。
逃走用との数値地図切替は、CTRL+Yキーなどで行うようにする。
支援ツールの画面から本船の位置関係を下図のように入力する。
(3)模擬した結果
敵船は下図のように移動する(移動はVASSALで手動で行う)。
3.攻撃から逃走への切り替え
次の条件のどれかが成立すれば切り替える。VBAプログラムで自動的に計算する。
(1)敵船の砲撃区画が2つ以上少ない。
ログを検索して、現在から過去5ターン間で砲撃が多い舷側と区画数を調べる。
敵船の区画数が本船よりも2つ以上少ない場合は、逃走する(砲撃で本船に勝てない)。
(2)敵船全体の諸元数が本船よりも基準値(画面から指定)以上少ない場合は、逃走する。(防御で本船に勝てない)
船体、乗組員区画、大砲区画、索具区画の合計を調べて決める。
<個人的な感想>
それらしい動きはするが、実際にテストプレイして評価しないと判断できない。
表を参照する必要がなく画面だけで判断できるようになるので、機械的な作業を
減らせる効果は大きい。