1796年のダイニングの戦いでは、ベルナドット師団の将校も名を上げている。
ベルナドットが総裁政府に”勇猛な”として報告した将校は次の9人。
・モラン(Morand)少佐25歳:第88半旅団大隊長。後に師団長としてアウエルシュタットで活躍。
最終職位、叙勲:少将、伯爵、レジオンドヌール勲章(大鷲)。
・コル(Conroux)大尉26歳:副官。後にフリートランド、ワグラム、スペイン戦役に参戦。
最終職位、叙勲:少将、男爵、レジオンドヌール勲章(司令官)。
・ミレル(Mireur)少佐26歳:参謀副官。後にエジプト戦役で戦死。最終職位、叙勲:准将。
・メゾン(Maison)大尉25歳:参謀副官。ずっとベルナドットの参謀を務める。
最終職位、叙勲:少将(1829年に元帥)、伯爵、レジオンドヌール勲章(大鷲)。
・モウラン(Maurin)少尉25歳:参謀副官。後に騎兵指揮官としてドレスデン、ライプチッヒに参戦。
最終職位、叙勲:少将、男爵、レジオンドヌール勲章(司令官)。
・シモン(Simond)准将32歳:旅団長。詳細不明。
最終職位、叙勲:准将、レジオンドヌール勲章(司令官)。
・バルボ(Barbou)准将35歳:旅団長。後に師団長としてバイレンに参戦。
最終職位、叙勲:少将、レジオンドヌール勲章(大将校)。
・アシ(Assy):参謀副官。詳細不明。
・サラザン(Sarrasin)大佐26歳:参謀長。後にアイルランド遠征に参戦。イギリスに亡命。
最終職位、叙勲:准将。
<個人的感想>
副官、参謀が多いのは、ベルナドットの身近に居て行動が良く分かった為と思われる。
また、25,6歳の若手が多い。ミレル、メゾン、モウランの3人はベンドルフの戦いでも
一緒であり、かなり信頼していたらしい。
副官にはジェラール中尉も居たが、漏れているのは、この時はおとなしくしていたのか。
旅団長と参謀長は最後に上げているので、師団の主要将校として漏れなく上げたように
感じる。
唯一、実戦部隊長であり、筆頭に上げられたモランは目覚ましい働きをしたように思われる。
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