1813年の陸軍再編成の際に、国民衛兵から88ケ大隊を戦列歩兵に
転用したとの事である(第135~156連隊になる)。下記のWEBページを参照した。
引用部分を下図に示す。
なお、上記で”first ban”とあるのは、国民衛兵が年齢により3区分に分かれており、
第1は20歳から26歳までの青年である。上記で引用した本のp424に記述がある。
該当部分を下図に引用する。実戦経験はないが、訓練はしている。
バタイユゲームでは、下図の緑枠のように、ズボンの色がグレーになっている。
上図で赤枠のようにズボンの色がストライプのものは、臨時に徴兵した訓練不足の新兵である。
上図で青枠のようにズボンの色が白色のものは、正規兵である。第22連隊は、下図のように
スペイン戦役に参戦していた(napoleon-series.orgを参照)が、呼び寄せられた。
バウツェンの戦いに参加したフランス軍を、上記の3種別(正規兵、国民衛兵、新兵)、親衛隊、海兵と同盟軍の
6つに分けて数を数えると下記の表になる。
親衛隊 | 正規兵 | 海兵 | 国民衛兵 | 新兵 | 同盟軍 | |
大隊の数 | 34 | 48 | 14 | 75 | 59 | 58 |
全体に占める割合(%) | 12 | 17 | 5 | 26 | 20 | 20 |
<個人的な感想>
正規兵が17%とは・・・。とにかく人数で勝とうとするのは、革命戦争の初期と同じである。
いくらナポレオンでも圧倒的な勝利を得るのは難しい。1805年から7年までの最強フランス軍と
比べるのは間違いだが、ナポレオンはこれで何とかできると本当に考えたのだろうか?