つづき
8.ユニット画像の製作手順(正式版)
(1)はじめに
ユニット基本情報を入力情報とする正式版プログラムを
使った手順を以下に示す。なお、書き込みポインタと色コードは、
別のファイル(製作参照情報と称する)から入力する。
また、ユニットは軍団毎、兵種別毎(指揮官、砲兵、騎兵、歩兵)に
製作する事を前提にする(一括製作は難しいので)。
(2)手順
(A)ユニット基本情報をcsvファイル(下図)として作業フォルダに保存する。
なお、K列の欄には製作したい歩兵の移動力を入力する。プログラムでは、
移動力が空白のユニットを製作しないようにしている為。現在は、戦列歩兵と
軽歩兵は別々に操作して製作するので、下図のように初めは軽歩兵のみ入力する。
また、13th Grenadierにような擲弾兵や親衛隊は対応できていないので、入力しない。
(B)製作参照情報をcsvファイル(下図)として作業フォルダに保存する。
・書き込みポインタは、手動で作成済の最終画像番号に合わせる。なければ、0のままで良い。
・軍団Noは、デッキ名称で使う識別文字を指定する。
例)デッキ名称をFrenchX_YYで指定し、Xが軍団No、YYが師団Noとする。
French5_11は、第5軍団第11師団を示す。
・R,G,Bは、ユニットのベルトカラーのRGB色コードである。170は初期値。
・軍団記号は、ユニット画像に表示する文字である。
例)第5軍団は、Ⅴで表示される。
(C)GIMPを起動して、軽歩兵用雛形のファイル(Fr_Bn3Lt.xcf)を読み込み、
GIMPのメニューからPython-Fuのプログラム(Frinf)を起動する(下図)。
(D)ユニット基本情報csvファイルを開き、戦列歩兵の欄に移動力7を入れる。
(E)戦列歩兵用雛形のファイル(Fr_Bn3.xcf)を読み込み、プログラム(Frinf)を起動する(下図)。
(F)プログラムが正常に処理すると、3つのデータが出来る。
(a)画像ファイルの作成
(b)ユニット基本情報csvファイルの更新
表画像の覧に作成したファイル名が設定される。
(c)製作参照情報csvファイルの更新
書き込みポインタが更新される。
次回へつづく
<個人的な感想>
最も数の多い歩兵ユニットが自動的に作成できるので有り難い。
プログラムの処理時間は、軽歩兵と戦列歩兵合わせて約2分位であるので、
サクサク出来ているのが分かる。