ベクター形式のDraw.ioは、部分的にフォントを変えられるが
フォント埋め込み可能でない場合は使えない問題が有った。
同じベクター形式でもPC内(オフライン)で動作するInkscape
について調べてみた。
1.フォントの部分変更
(1)下図のように部分的に変更が可能である。
また、フォント埋め込み可能でない場合でも使える。
(2)下図のように部分的に縁取り(黒)もできる。
2.数式記述
WEBを検索すると、LaTex形式で出来るとの記載があるが、
下記のような自分の環境では出来なかった。
Windows10 Ver 1903
Inksacpe Ver 0.92.4
TexLive 2019
pstoedit :binary for Windows 64 bit
インストールでエラーはなく、下図ようにメニューにLaTexが表示された。
下図のように初期画面が出るので、適用をクリックするとエラーが出る。
(1)エラーその1
このエラーは、下記のWEBページに対策が記載されており、解消できる。
(2)エラーその2
上記のエラーが解消された後に、下記のエラーが出て数式は表示されない。
このエラーについては、WEBで調べたが解消方法を見つける事ができなかった。
3.Draw.ioとのデータ交換
Draw.ioはsvgファイルにも出力できるので、そのファイルをInkscapeで
読み込んでみた。下図のように数式部分は非対応となる。
<個人的な感想>
数式の記述は、諦めることにした。そもそも、GIMPとInkscapeも図形処理が主であり、
数式の記述は必須ではない。どうしても、数式の記述が必要な場合は、Draw.ioか
他の編集ソフトを使うことにする。