基本ルール第3版について(その7)

Clash of Armsの基本ルール第3版をLa Bataille de Lützenに
適用する場合に色々な疑問があると松浦さんがブログで述べている(その7)
私なりの回答を以下にメモしておく。

Q1. 「方陣(歩兵)と騎兵」「歩兵と散兵の騎兵」「混乱と正常な方陣」「方陣と正常な歩兵でスタック制限を越えた」
    の場合は、士気チェックをする?

A1. ルールとしては、移動中の通過と移動後も同居する場合で扱いが異なる場合があります。 
    通過する場合は「方陣(歩兵)と騎兵」「歩兵と散兵の騎兵」(*1)は士気チェックなし、それ以外はチェックする。
    同居する場合は全てチェックする。
    (*1)散兵の場合、歩兵・騎兵に関係なく通過しても、通過されても良いとある。(ルールp12下図)

    但し、個人的には下図のように方陣内に歩兵騎兵砲兵を同居させても良いと考えています。(色塗り箇所)
    移動中と移動後の扱いを纏めたものを下図に添付します(改訂版)。

    ピラミッドの戦いの図(French Napoleonic Infantry Tactics 1792-1815から引用)。
    方陣内の一番下の所に友軍騎兵が固まっている。

Q2-1. 再編成セグメントに敗走からの回復に失敗したなら、1.5倍の移動力で移動して住居または
      森ヘクスに入らなければならないということでしょうか?
A2-1. 1)まず、最寄りの敵から15ヘクス以上離れるまで移動します。そのターンで無理なら次回以降の
        ターンまで継続します。15ヘクス離れた時点で移動力(1.5倍したもの)が残っていれば
        住居または森ヘクスに向かう(移動力が不足で入れない場合は、その時点で一旦停止する)。
      2)15ヘクス以上離れたら再編成セグメントに敗走からの回復を試みる事ができる。
        ここで回復できれば、住居または森ヘクスに向かう必要はない。
        失敗すれば、1.5倍した移動力で住居または森ヘクスに向かう。以降も同様。

Q2-2. 住居/森ヘクスに入るためには1.5倍では行き過ぎてしまう場合にはストップしていいのでしょうか? 
A2-2. ストップしていい。

Q2-3. 「15ヘクス以上離れた住居または森ヘクス」に一度入ったら、それ以上敗走を続ける必要はない?
A2-3. 必要ない。

Q2-4. 15ヘクス以上離れた住居または森ヘクスでの士気チェックに失敗したら、
      また移動力の1.5倍で移動させなければならない?
A2-4. 移動する必要はない。(敵から見えない場所に入れば安全と感じて、留まる。)

Q3-1. 「the enemy」というのは直前に攻撃してきた敵スタックだけを指すのではなく、すべての敵ユニットを指す?
A3-1. すべての敵ユニットを指す。

Q3-2. 包囲されていてどこへ退却しても「いずれかの敵に近づいてしまう」という場合には、
      攻撃してきた敵スタックのすぐ横のヘクスに向かって、つまり斜め前の方向に、
      退却するようなことも可能なのでしょうか?
A3-2. ルールに明記はありません。自家製ルールで決めて良いと思います。
      個人的には、包囲された場合には降伏としています。(ゲームプレイから除外する)
      理由は、Marshal Enterprisesのプレミアルール(*2)p29で条件にあった潰走ルートで
      ”移動力を全て使いきれない時は降伏する”と記載されているため。(下図)
      (*2)第3版の後継となるもの。(但し、色々変更されているが考え方は同じ。)
      退却より降伏になります。p14のルール参照(下図下線部)。

Q4. その白兵戦の相手のZOCから出る時にも1インクリメントを失う、という理解でいい?

A4. よい。

Q5-1. 騎兵は、フランス軍、ロシア軍、プロイセン軍のいずれのものであっても、
      下記の騎兵に関する士気チェックだけが必要になる?
A5-1. 下記の騎兵に関する士気チェックだけが必要になる。

Q5-2. 騎兵は騎兵に関して書かれた士気チェックの要件以外に、それぞれの軍の士気チェックもするべき?
A5-2. 必要ない。軍の士気チェックは歩兵のみが対象になる。

Q6. 「loss from Fire Attacks」というのは、ひょっとして「攻勢射撃による損失」だけを意味し、
    防御射撃や臨機射撃による損失は含まない?

A6. 全ての射撃による損出が対象になる。   

 

    

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください