ワーテルローの戦いを描いた戦場地図は、製作国によって地図の向きや
部隊の色が異なる。参戦国が製作した戦場地図の一例を以下にメモしておく。
1.フランス
1815から1830年頃の製作で、地図は北向き(上が北)になっている。
フランス軍は青、イギリス軍が赤、プロシア軍が黒、オランダ軍が黄になっている。
2.イギリス
1815年の製作で、地図は南向き(上が南)になっている。
フランス軍は青、イギリス軍が赤、プロシア軍が暗い青、オランダ軍が黄になっている。
3.プロシア
1815年の製作で、地図は北向き(上が北)になっている。
フランス軍は青と赤の2色?、イギリス軍が赤、プロシア軍が暗い青、オランダ軍も赤になっている。
4.ベルギー(当時はオランダに含まれる)
1816年の製作で、地図は南向き(上が南)になっている。
フランス軍は青、イギリス軍が赤、プロシア軍が暗い緑、オランダ軍が橙になっている。(かなり色が変色しているが)
5.参考資料
下記のWEBページにお世話になりました。ありがとうございます。
・Waterloo: Selected Maps of Napoleon’s Final Battle
・Gallica Bataille de Waterloo
<個人的な感想>
現在では地図は北向きが一般的であるが、当時の戦場地図は味方を下、敵を上に描くようで、
イギリスとベルギーは南向きである。例外は、プロシアで北向きである。
見易さから言えば、味方が下にある方が良い。
部隊の色はフランス軍が青、イギリス軍が赤が一般的であり、当時の歩兵軍服の色に合わせている。
現在のNATO式表示では味方が青、敵が赤なのでフランス軍が味方に思えてしまう・・・。