Pytorch GPU版の見直し

”ニューラルネットワーク自作入門”に記載されているMNISTデータを利用した
画像認識プログラムを元にPyTorchのGPU版を以前作成した。
その際に.to(‘cuda’)の命令を使用したが、今回は初めにデバイスを
GPUに指定して省略できる見直しを行った。その結果を以下にメモしておく。

1.処理時間
  訓練に395秒(前回より14秒遅い)、テストに6.4秒(1秒遅い)であり、認識精度は同じ。

2.プログラム変更
(1)デバイス指定を追加する。

(2)FloatTensorの前に.cudaを付ける。

(3)前回の.to(‘cuda’)の命令2ケ所は削除する。

<個人的な感想>
途中で.to(‘cuda’)命令を意識する必要がないので、今回のほうが簡明なプログラムである。
しかし、処理時間が少し遅くなるのは意外である。