戦いのないゲームとウォーゲーム

このところ、戦いのないゲームを主にプレイしている。
ルールはウォーゲームに比べて分かりやすく、プレイしても面白いし、
見た目も感心するものが多い。
ウォーゲームが何故プレイし難いのか、気付いた点があるのでメモしておく。
なお、ウォーゲームとユーロゲームとの比較については田村さんのブログ
moon Gamerさんのブログに参考になる記述があるので、一読をお勧めする。

1.ルールの分かりやすさ
  ウォーゲームはルールが分かりにくい。それは、基本ルールの他に史実と同様な
  環境を再現するための細かいルールが付いているためである。
  この史実再現ルールが無いだけでも随分とプレイしやすが、それではシミュレーションゲーム
  と言えなくなる。ウォーゲームはウォーシミュレーションゲームの省略形であると思っている。

2.面白さ
  戦いのないゲームでも他のプレイヤーと勝ち負けを競うゲームであり、どのように勝つかを
  工夫する面白さがある。その方法は人により好みが違うので、ゲームの好き嫌いがでると思う。
  また、簡明で長考しても良いゲームを好きな人もいれば、複雑でも即断してどんどん進む方が好きな人もいる。
  ウォーゲームは長考向きではなく、即断が好きな人向きではないかと思う。
  正解な方法ではないかもしれないが相手に勝てれば良いし、相手と戦う事そのものが面白いと感じる人もいる。
  正解を追求するのが面白いか、相手との駆け引きが面白いかのどちらに重きを置くかで好みが分かれる。

3.見た目
  ウォーゲームのユニットは地味なものが多いように感じる。特にNATO式の兵科記号と地図でプレイするものを
  見ると、少し物足りない気がする。
  戦いのないゲームではマップやユニットに雰囲気があり、別世界でのプレイ感が快い。
  この差を埋めるものとして、ウォーゲームでは背景となる知識(歴史的事実や軍事)がある。
  ウォーゲームをプレイする人はミリタリーファンが多いのではないかと思う。

4.纏め
  ウォーゲームのプレイ人口が少ないのは、上記のような見方をすれば以下のハードルを超えられる人が少ないためである。
 (1)ミュレーションゲームが好きである。(ルールが少し複雑でも模擬する内容に興味がある。)
 (2)相手との駆け引きが面白いと思う。(ゲーム上では争いが嫌いではない。)
 (3)ミリタリーと歴史に興味がある。(これがないとウォーゲームが楽しめないと思う。)

<個人的な感想>
歳のせいか争い事が面倒に感じる。その為か、戦いのないゲームの方が一般的に面白い。
例外は熱狂したバタイユゲームである。なかなかプレイできていないが、過去の記事などを
見ると今でも面白いと感じる。例)渡河戦のプレイテスト