Zeppelin Raider支援ツールの改修5

テストプレイPart6では余りにもエンジンの修理不能が多く、
帰還できなかったので、故障率と修理不能率を見直した。

1.問題点
(1)概要
   オリジナルの故障率と修理不能率では32任務毎に帰還不能になると予想される。
   これは最大任務数51,推奨任務数(1915年5月から)42に比べて小さい。

(2)詳細
 (A)1回の故障チェックで修理不能になる確率は8.3%である。
    故障率0.25×修理不能率0.333=0.083である。

 (B)1任務10回の故障チェック(London爆撃など)を想定して、修理不能になる
    確率は58.1%となる。
    修理不能率+[(1ー修理不能率)のn乗の値×修理不能率をn=1から9まで加算したもの]=0.581

 (C)4ケのエンジンで3ケ以上修理不能になる確率は、1任務で18.2%になる。
    4ケの中から3ケと4ケ全ての組み合わせは5通りなので、確率は5/16=0.313
    0.581×0.313=0.182

 (D)風が起こる確率は52.4%である。
  (a)離陸時に風が起こる確率は、四季平均して0.416である。

  (b)天候変化で風が起こる確率は0.524となる。
     離陸時と変化なしの確率0.375×0.416=0.156
     天候変化で風が起こる確率は0.368
     合計すると0.524である。

 (E)逆風になる確率は17.5%である。
    帰投する時に風の向きが逆になるのは方向5か6であるので、確率2/6である。
    0.524×2/6=0.175
    

 (F)逆風で帰投できない確率は(C)×(E)=0.0317である。

 (G)上記(F)の逆数=1/0.0317=31.5が修理不能で帰還できなくなる任務数である。

2.対策
  故障率と修理不能率を変更する。
  変更する数値は、下記の検討結果から最大任務数51に近い最初の値とする。
  ・故障率=0.25(変えない)、修理不能率=0.167の場合の帰還不能任務数は52.7。
  ・故障率=0.222(変える)、修理不能率=0.167の場合の帰還不能任務数は58.3。

<個人的な感想>
船長が重傷を負った場合の休養期間(平均10.5)を考慮すると、帰還不能任務数を少し小さくする方が
良いかもしれない。しかし、イベントなどでも理不尽なゲーム終了があるので、
ここは長めの53で良いと思う。(1プレイで1回あるかないかで十分)