対空射撃により戦死する事が多いと感じたので、対空射撃を見直せないか検討した。
ついでに航空機攻撃も見直し検討を行ったので、以下にメモしておく。
1.背景
1915年5月開始からのプレイを3回行ったが、3回とも対空射撃が
原因で戦死した。しかも3回目は5番目の任務で発生している。
難易度を下げるには命中率を下げるのが良さそうなので、対空射撃と
航空機攻撃(3回のプレイには発生していなかったが)の命中率を見直す。
2.基本的な考え方
(1)根拠もなく命中率を下げるのは良くないので、史実のデータを参考にして
撃墜される確率を推定する。
(2)ゲームデータから撃墜される確率を計算して(1)と比較する。
ゲームデータの確率が低ければ、諦める。
高い場合は、なるべく近い値になるようにデータを変更する。
3.検討結果
(1)概要
対空射撃、航空機攻撃とも史実から推定した撃墜確率よりもゲームデータの
撃墜確率が大きいので、史実に近い値になるようにゲームデータを変更する。
(2)具体的な内容
(A)対空射撃
探照灯の照射を3だけにする。(変更前は3から5まで)
(B)航空機攻撃
一律に賽の目補正-2を加える。
4.検討詳細
4.1対空射撃
(1)史実データ
参考資料を元に砲撃で撃墜された海軍の隻数を推定すると60隻中8隻で13.3%となる。
なお、墜落・不時着としか記述のないものは砲撃と航空機に半分(0.5隻)を追加した。
(2)ゲームデータ
(A)中高度飛行中に即時破壊となる場合と命中数が3以上となる場合を撃墜と仮定した。
命中3は3回目のプレイでガス区画が3つ被弾して修理が間に合わずに
不時着したので、最小の被弾数として良いと考えた為。
(B)撃墜となる確率を計算すると21.7%となり、史実の2倍である。
内訳は 探照灯 補足によるもの 1.3%、
探照灯 照射によるもの10.4%
探照灯 上記以外 10.0% である。
(C)探照灯の照射を3だけにすると撃墜率は13.6%となり、史実に近い。
内訳は 探照灯 補足によるもの 1.3%、
探照灯 照射によるもの 2.3%
探照灯 上記以外 10.0% である。
次回へつづく
<個人的な感想>
模擬精度を良くするよりもプレイの難易度を下げたいのが優先であったが、
試算結果の差が大きいので変更する事にした。
BGGのフォラームを見ても難易度が高いと嘆いている人はいないので、
自分だけの印象のようである。