nagunaguさんがmustattackの日記に追加調査結果を書かれていた。
そこで自分も追加資料などを探して、自分なりの結論を得たので以下にメモしておく。
1.結論
ハッセンハウゼン付近で始まった。
2.理由
(1)戦い(battle)開始位置の定義 →個人的な解釈
小競り合い(偵察部隊などの小戦闘など)は除外して、師団規模以上の部隊が
戦闘を初めた位置が妥当と考える。
(2)ペッペルでの戦闘
連隊規模の戦闘で、次の資料にもあるように短い時間で終了したと読み取れる。
その後、両軍はハッセンハウゼン付近で戦闘を行った。
(A)Jena 1806: Napoleon Destroys Prussia (Campaign) p70
ペッペルで戦闘したフランス軍先遣隊は第1猟騎兵連隊の80人である。
同上p71
交戦後に再び霧が濃くなったので、フランス軍先遣隊はギューダン師団の先頭縦隊まで戻っている。
同上p91の時系列ではハッセンハウゼンで前衛が接敵したと記述している。
(時刻が上記の7 a.m.と少しズレているが・・・。)
(B)Jena, Auerstaedt: The Triumph of the Eagle p86
バーク大佐はプロシア軍と接敵したら、ダブー元帥への報告に戻っている(下図下線部)。
フランス軍は第1猟騎兵連隊の1ケ大隊(squadron)、プロシア軍は女王竜騎兵連隊だけが
戦ったと読み取れる。
同上p96 AM9:00から9:30の戦闘地図→ハッセンハウゼン付近で師団規模の戦いになっている事が分かる。
<個人的な感想>
戦い(battle)開始位置の定義をどのように決めるかで違ってくる。
大佐などの高級将校を含むのであれば、小規模戦闘でも戦いの開始と見なすなら
ペッペルが開始位置になる。
今回は初めに記述したように師団規模以上の部隊が戦闘を初めた位置とした。