<11:00開始時点の状況>
<全体図>
<12:40終了時点の状況>(6ターン経過後)
<全体図>
ロシア・プロシア連合軍が勝った。
舟橋が2つとも破壊された為にフランス軍は増援部隊が渡河出来ない。
左上の森にいる第3師団だけでは連合軍の連絡線を遮断できないので、
ダンツィヒ要塞の包囲は失敗した。
フランス軍は、第10軍団が歩兵7ケ大隊と砲兵3ケ中隊が全滅、歩兵4ケ大隊が潰走しており
歩兵1ケ大隊と第1師団長のミショー少将が降伏し、士気レベルは2のまま。
ロシア軍は、歩兵2ケ大隊が全滅、潰走している歩兵大隊はないので
士気レベルは0のままである。
<拡大図ロシア軍左翼>
舟橋が破壊されたので両軍とも監視部隊がいるだけである。
<拡大図ロシア軍右翼>
フランス軍の擲弾兵師団が湿地を渡って転進してきたが、舟橋が破壊されたので
無駄になった。
<拡大図フランス軍堡塁1>
堡塁近くにプロシア軍が集結してフランス軍を監視し、連合軍の連絡線を守っている。
<勝利判定>
ロシア・プロシア連合軍の勝利である。(史実とは逆の結果)
<人員の戦力と損失>
ゲーム損失=歩兵1戦力100人、騎兵1戦力50人で計算したゲームで失った人員を2で割ったもの。
但し、捕虜は降伏時の戦力が全て損失になるので、2で割る事はしない。
史実戦力と損失=次の2つから引用した実際の戦いの推定死傷者数。
なお、ロシア軍による救援の戦いは単独の会戦ではないので詳細は不明な点が多い。
Siege of Danzig (1807) Attempts to relieve the city
Spearhead to Victory. Marshal Jean Lannes and the Reserve Corps at the Battle of Friedland, 14 June 1807.pdfのp4
ゲーム戦力と史実戦力が大きく違うのは、参照しているOOBが違うためと思われる。
史実ではロシア軍が単独で包囲を解こうと戦い、プロシア軍の参加はなかったらしい。
また、戦力的にフランス軍よりも劣勢だったとのこと。
| ゲーム戦力 | 史実戦力 | ゲーム損失 | 史実損失 | |
| フランス軍 | 7700 | ? | 2700 | 225 |
| 連合軍 | 12500 | 7000 | 1950 | 2600 |
<バタイユゲーム支援ツール強化版改修11から17の確認>
次の2件を除いて正常に動作することを確認できた。
1)ベルリン戦役の天候追加分
2)窪んだ道
<個人的な感想>
フランス軍の敗北は3つの原因があると思う。
1)作戦ミス
士気の低いザクセン軍に舟橋の防御を任せた事。
2)ロシア軍の活躍
ロシア軍が活躍しすぎた。ME版ではロシア軍戦列歩兵は損失が2以上になると
損失時に毎回士気チェックが必要になる。
今回の自家製ルールでは奇数の損失時に限定して士気チェックを行う。
その為、ME版と比べて攻守ともに活動できる機会が多くなった。
3)参加兵力と配置
A)プロシア軍の参加が小さな制約で出来る。
→ビューロウ大佐の部隊3150人がスタートから参加できるのは大きい。
B)フランス軍第3師団が孤立しており、戦いに参加しにくい。
→第10軍団は集結して運用できるようにした方が良い。
ロシア軍単独ではフランス軍よりも劣勢だったとの史実もある。
ゲームではロシア軍単独で9400人なので、フランス軍が戦力優勢に
なるにはスタート時点でも第10軍団合計11700人が必要である。
増援の擲弾兵4800人は4時間後に現れるので、それまでにプロシア軍が
参戦すると連合軍のほうが戦力的に優位になる。




