バウツェンの戦い本戦での指揮ルール検討(1)

バウツェンの戦いではフランス、ロシア、プロシアの3ケ国軍が交戦し、
各国で指揮系統が違う。
自家製指揮ルールを適用しようとしたが、問題があるので検討する。

1.主な問題点
(1)戦場が広くて軍レベルでも範囲が届かない。
(2)ロシア軍の指揮系統が複雑で事前に整理しないと混乱する。

2.フランス軍の場合
(1)問題点
   バウツェン近郊において軍レベルの範囲(下図)では指揮下の軍団長まで届かない。

(2)対策
   史実ではナポレオンがバウツェン近郊の戦いを直接指揮していたので、
   ナポレオンとベルティエ元帥が無傷の場合は範囲を32HEXまで広げる(下図)。
   ベルティエ元帥が負傷して不在の場合は上記の軍レベルに戻す。

(3)指揮系統
   フランス軍は下記の指揮系統で簡明である。
   バウツェン近郊:ナポレオンが4ケ軍団と1ケ騎兵軍団を指揮する。
   左翼別動隊:ネイ元帥が軍司令官として3ケ軍団を指揮する。指揮範囲も下図のように問題ない。

   中央部隊:スールト元帥が軍司令官として1ケ軍団を指揮する。指揮範囲も下図のように問題ない。

次回へ続く

<個人的な感想>
ベルティエ元帥は参謀長として有能なので、それを表現するルールと考えた。
1815年戦役を除いて全ての戦いでナポレオンが力を十分に発揮できたのは、
ベルティエ元帥の助けがあったと思われるので、無理のないルールと思う。
他の会戦にも適用できる。