自分に合うゲームとは(補足)

個人的に合うゲームの基準を前回纏めたが、Don’t Tread On Meと
同じ作者で同様なゲームシステムのN: THE NAPOLEONIC WARSは面白かった。
その違いは何かを考えてみた。

1.基準での違い
 1)楽しい時を過ごせる。(余りにタフなゲームは向かない。)
   Don’t Tread On Meの方が難しく、勝つための方法が分からない。
   また、どちらも勝利を決めるマーカーが毎ターン進むかどうか決まるので、
   ノルマを課せられたようなストレスを感じる。

 2)賽の目の影響が大きい。(賽の目に一喜一憂する事が多い。)
   同じである。   
   
 3)大部分の主導権は均等か自分にある。
   相手にある。但し、相手が違う。
   N: THE NAPOLEONIC WARSはナポレオンである。
   Don’t Tread On Meはゲリラである。作者が言っているが、ベトナム戦争ゲームを
   ベースにしている。イギリスから見ればベトナム戦争に近いとの扱いである。

 4)ゲームへの没入感が深くなる。(色々想像できたり、共感できる。)
   N: THE NAPOLEONIC WARSの方が没入感は深い。
   ロシア遠征、トラファルガー海戦、ワーテルロー会戦などのゲームへの
   反映は感心した。
   Don’t Tread On Meにも、同様な出来事をゲームに反映しているのかもしれないが、
   知識がないので分からない。その分、魅力がないように見える。

 5)シミュレーションを兼ねる。(経過は違っても史実と同様な結果になる事が多い。)
   どちらもシミュレーションではない。

2.基準から見た違いの影響
  1)3)について
    これが大きい。相手がナポレオンだと、さすがに勝てる気がしないし、主導権を
    握られても仕方がない。しかし、ゲリラ戦は”そういうもの”としても、
    ”やりがい”がないし、有効な打つ手が見当たらなくて、空振りが多い。
    ”見えない敵”を相手にストレスが溜まるばかりとなる。
    →これはゲームとは言えない。それにシミュレーションでもない。    

  4)について
    これは上記に比べれば影響は小さいが、やはり没入感がないと楽しみは少ない。

3.結論
  個人的に合うゲームの基準は妥当と考える。3)の主導権には、
  ”相手が誰か”を付け加えたほうが良いかもしれない。
  ゲリラ戦を楽しめる人は多くないと思う。

<個人的な感想>
相手がナポレオンとゲリラでは全く違うので、その違いも大きいように感じた。