つづき
(g)Camburg付近の登坂通過時間検討
イエナの戦い仮想シナリオ検討(4)から(7)までを参考にして同様に通過時間を計算する。
・角度θはarctan(84/1500)=0.056ラジアンである。
・6ポンド大砲を登らせる人数は1350kg✕sinθ÷18.75=4.03人になる。
・ドルンブルクの9.87人に比べて4.03÷9.87=0.408と低減される。
・渋滞速度は1.07km/hr(ドルンブルクの値)÷0.408=2.62km/hrとなる。
・ドルンブルクと同様に各部隊の通過時間を計算する。
例)軽騎兵師団 部隊の長さは1.09kmなので通過時間は1.09÷2.62✕60=12分
(h)ドルンブルクからCamburgまで6.1kmの移動時間
騎兵部隊なら4km/hrで92分、歩兵部隊なら3km/hrで122分かかる。
(i)行軍順序
前衛として軽騎兵師団と竜騎兵師団、その後に歩兵師団、後衛に軽騎兵旅団を配置する。
・軽騎兵師団、竜騎兵第4師団
・デュポン師団、ドルーエ師団、竜騎兵第3師団、リヴォー師団
・第1軍団騎兵旅団
(j)前衛の軽騎兵師団がCamburgに着くのは10:00 + 92分で11:30頃になる。
(k)Camburg登坂後の移動時間
アウエルシュタットまでの距離13.2kmを基に騎兵なら3時間18分、歩兵なら4時間24分かかる。
(l)11:30をCamburg登坂開始時刻として、上記(g)(k)からアウエルシュタットの到着時刻を計算する。
部隊名 | 通過時間 分 | 通過終了時刻 | 到着時刻 | Bataille用時刻 |
軽騎兵師団 | 12 | 11:42 | 15:00 | 15:00 |
竜騎兵第4師団 | 29 | 12:11 | 15:29 | 15:40 |
デュポン師団 | 23 | 12:34 | 16:58 | 17:00 |
ドルーエ師団 | 18 | 12:52 | 17:16 | 17:40 *1 |
竜騎兵第3師団 | 29 | 13:21 | 16:39 | 18:20 *1 |
リヴォー師団 | 19 | 13:40 | 18:04 | 19:00 *1 |
第1軍団騎兵 | 17 | 13:57 | 17:15 | 19:40 *1 |
Bataille用時刻は20分刻みに変換したもの。
*1 先行の部隊がいるので速度を合わせ、部隊間隔40分を加算した。
(m)第3軍団に応援として派遣する部隊の選定
次の理由で軽騎兵師団、竜騎兵第4師団、デュポン師団とする。
・17:20には日没になるのでドルーエ師団以降は効果がない。
・上記3師団以外は、ナポレオンの指示した目的地アポルダに日没前に到着できる。
(3)その他
到着時間を可変にするルールが特殊ルールの96ページ目に記載されているが、
このオプションを選んだ場合は賽の目が6なら1ターン早く到着に変更したほうが良い。
(到着予定時刻の1ターン前にサイコロを振る。)
理由は、その方が面白そうであるし、到着予定時刻は大雑把な仮定による計算なので幅を見たほうが良い。
4.イエナ仮想シナリオへの影響
イエナ仮想シナリオは無効にする。プロシア軍もハッセンハウゼンで戦うので。
<個人的な感想>
応援部隊の規模と到着時刻から見て、どの程度役に立つかは第3軍団の健闘による。
かなり苦戦しそうならば、もう1つの第1軍団同行のオプションの方が良い。