今回は投錨の効果を見るために、シナリオ11(ナイルの海戦)から両艦隊の
1番艦だけを取り出して交戦させることにした。
なお、フランス艦を本船、イギリス艦を敵とする。
1.オリジナルシナリオからの変更点
(1)1隻に限定。
(2)フランス艦隊の油断模擬(各種制約)は、次を除いて使わない。
・左舷(陸側)は5ターン目から使える(砲門を閉じていたので準備に時間が必要)。
(3)イギリス艦は初期配置を1HEX南にずらす。(陸を認識して回避する模擬ができないので)
2,敵の模擬条件
(1)攻撃的で逃走はしない。
(2)衝突を気にしない。
<ターン1の開始時点>
初期配置のイギリス艦は、シナリオから1HEX南にずらす。フランス艦はシナリオ通り。
風向きの矢印がある”薄い水色の領域”が陸地である。
(1)風の方位と風速
初期値は6の南東風、風速は3である。
(2)船同士の絡み合い解消
なし(衝突していない)。以降は何もなければ省略する。
(3)漂流
なし。 以降は何もなければ省略する。
(4)移動計画
投錨のままで交戦する。以降は何もなければ省略する。
(5)移動結果
敵は2HEX進む。
(6)敵船との接舷と解消
なし(隣接していない)。以降は何もなければ省略する。
(7)砲撃
砲弾を装填していないので、砲撃なし。
(8)白兵戦
なし(相手を引き寄せていない)。以降は何もなければ省略する。
(9)再装填
右舷に装填する。以降は何もなければ省略する。
以上でターン終了。
<ターン2の開始時点>上図の通り。
(1)風の方位と風速 :北に変わる。風速は4に変わる。
(5)移動結果
風速4では斜め後方からの風に対する速度が3から2に下がる。
敵は1HEX進む。(斜め前からの向かい風なので、これが限界)
以上でターン終了。
<ターン3の開始時点>上図の通り。
(1)風の方位と風速 :北、風速は4のまま。
(5)移動結果
敵は1HEX進む。
以上でターン終了。
<個人的な感想>
この時代の常識では、投錨中の艦船の方が射撃が正確になるので有利と
考えてられていたらしい。ゲームでも投錨中のほうが命中率は上がる。
しかし、イギリス海軍の方が練度が高く、ネルソン提督は非常識なほどに
攻撃的なので、突入してきた。
史実通りにフランスが負けるのか、フランス側を持って戦ってみるのは楽しみである。