ベルリン戦役のフランス軍部隊士気について

ベルリン戦役のフランス軍部隊士気が今までになく悪い。
Marshal Enterprisesは理由があって変えていると思うが、
後のためにメモしておく。

1.問題点
 基本ルールで記述されている(p46,下図)ように全滅か潰走した歩兵大隊数が
 軍団全体の20,40,60%を超えると部隊レベルが1,2,3と上がる。

 しかし、ベルリン戦役のフランス軍部隊士気は下図となっており、
 上記の基本ルールよりも士気崩壊が早い(早く部隊レベルが上がる)。

 プロシア軍は下図のように基本通りである。

 バウツェンの戦いのフランス軍は下図のように基本通りである。

2.対策
(1)戦役を通してフランス軍の部隊士気を下記のように変更する(基本通りにする)。
  ・第4軍団  :レベル1=8ケ、レベル2=16、レベル3=23
  ・第7軍団  :レベル1=7ケ、レベル2=14、レベル3=21
  ・第12軍団 :レベル1=6ケ、レベル2=12、レベル3=18
(2)総指揮官への信頼度による部隊士気低下を追加する。
  ・Gross Beerenでは全軍団歩兵が-3の補正を常時受ける(悪い方に)。
  ・Dennewitzでは全軍団歩兵が補正を受けない。

<個人的な感想>
Marshal Enterprisesはプロシア軍が勝ち易いようにフランス軍の士気崩壊を早めているように思われる。
総指揮官はナポレオンではなく、ウディーノ/ネイ元帥なので兵士の士気は違うかもしれない。
しかし、バウツェンの戦いでネイ元帥は独立した指揮をしていたし、戦闘への直接的な悪影響は見当たらない。
それに対して、ウディーノ元帥は複数の軍団を指揮できる能力、参謀達をもっていなかったと思われる。
→その後は独立した指揮を任された戦いは見当たらない。ネイは、その後も任されている。
そこで上記(2)の自家製ルールを追加した。