ゲリラ戦の検討(3/E)

つづき

(4)ゲリラの諸元データ
   移動力:7→フランス軍より早い
   射撃値:散開隊形の戦力(1/2)✕4とする。
   射程:1
   白兵戦値:なし(白兵戦は行わない)
   士気値(射撃用):マーカー1から5に出現する小隊は、次の確率で乱数から決める。
    16:0.2, 23:0.6, 26:0.2
    →有能2割、普通6割、無能2割の2:6:2の法則を使う。
   隊形:常に散開隊形とする。

(5)射撃戦と白兵戦ルール変更
 (A)射撃戦
    ゲリラの射撃結果を決める場合に砲兵と同じ扱いをする。
    ・不意打ちの初回は砲兵の隣接HEX扱い(射撃結果表を右に1欄ずらす)とする。
    ・2回目以降は隣接扱いしない。
    →待ち伏せによる射撃命中率を上げる為。

 (B)白兵戦
    白兵戦は行わない。フランス軍が仕掛けても、事前後退で逃げる。
    但し、ゲリラ小隊がフランス軍の輸送隊に隣接した場合は、
    射撃戦の代わりに1ターン内に2台(2戦力)の損害を与えられる。
   (ゲリラ50人 vs 1ユニット荷馬車4台✕御者2人=8人では白兵戦結果表を
    みると平均は防御側の潰走になる。動けない場合は損失2相当なので、上記とした) 

(6)勝利条件
   輸送隊の損失で決める(物資輸送ができるかどうかが重要な為)。

輸送隊損失20%以下40%以下40%を超える
フランス軍判定勝利引き分け敗北惨敗

(7)参考資料
   ・輸送隊 Napoleon’s Specialist Troops p19~22
   ・ゲリラ Spanish Guerrillas in the Peninsular War 

<個人的な感想>
色々調べても分からない事が多いので、かなり主観的にルールを決めた。
プレイテストで評価する必要がある。
なお、次の2点は参考資料に記述があったので、根拠のあるルールである。
・”ゲリラは奇襲を掛けてすぐ消える戦術”なので、白兵戦は省略する事にした。
・”山岳部では猟師が含まれており射撃の腕はフランス軍一般兵士よりも上”
 なので、不意打ちの命中精度を上げることにした。