War and Peace ロシア遠征(10/E)

第8ターン
(1)補給
   両軍とも補給切れの部隊はない。
(2)消耗
   フランスと同盟軍の大部分は不毛地帯、補給あり、季節は冬季である。
   消耗はフランス軍が6、同盟軍が1戦力である。
   ・北部に居るA軍2戦力から1戦力に低下。
   ・中央のBR軍は16戦力から6戦力減少して10戦力になる。
   ・南部に居るC軍は3戦力から2戦力に低下。
   ロシア軍は季節が冬季なので、2戦力失う。
(3)増援
   フランスは歩兵1戦力がドレスデンに配備される。
   ロシアは歩兵3戦力が各生産都市に配備される。
第8ターン開始時

第8ターンのフランス軍フェーズ完了時
(1)北部に居たA軍は待機中。
(2)南部に居たC軍も待機中。
(3)中央のBR軍はロシア軍を攻撃して負け、2戦力を失う。ロシア軍も1戦力を失う。
(4)増援部隊はナポレオンを目指して移動中。
この時点でフランス軍だけの戦力は11で、負けの限界値13を下回ったのでフランス軍の負けが決まる。

<不毛地帯の消耗の評価>
次の2点から妥当と判断する。
1)消耗率はナポレオンのロシア遠征往路と同じである。
  ゲームでの3ケ月の損耗率 損失戦力57÷初期戦力106=0.538
  史実の損耗率 損失19万人÷初期34万人=0.559
  ゲーム損耗率÷史実の損耗率=0.96
2)史実と同様に3ケ月後にフランス軍とロシア軍の戦力が逆転した。
<その他>
史実と違ってモスコーを攻略できなかった理由は、次の2点と考える。
1)中央の部隊を2つに分け、ナポレオンが小部隊(親衛隊がいたので)に同行したこと。
  →主力部隊+ナポレオンの統率力でロシア軍最大戦力の部隊を攻撃すべきであった。
2)遅滞戦闘ルール(自家製)が適切でない。
  →廃止して、本格戦闘ルールを一部修正したほうが良い。
   交戦した回数分を相手の移動消費から差し引く。
   例)交戦時に相手に4移動力が残っていて、1回の戦闘で自軍が混乱退却した場合。
     相手は1移動力を消費して、再度戦いを試みられる。自軍は戦うか後退するかを選ぶ。

<個人的な感想>
やはりプレイしてみないと、ルールの問題点は見えてこない。
この試行錯誤も楽しみのうちである。