つづき
2.榴弾砲の射撃
(1)榴弾砲は、空中で砲弾が破裂して、その破片を地上に降らせる事で
敵に被害を与えるものである。下記ページ参照。
・砲弾の種類と射程距離
(2)フランス軍の6インチ榴弾砲は、WikiのSpecificationによれば、
幅23m奥行き45mのキルゾーン(下図の榴弾範囲)がある。
Squad LeaderのHEXサイズ40mと比較すると、下図のように大部分をカバーする。
(3)通常の隊形では、下図のように3ケ分隊も完全に入る。
その為、目標HEXに命中すれば、その区域に居た部隊は消滅すると扱う。
平地以外の地形については、個々に検討する。
(4)射撃の損害を最小にする散開隊形でも、下図のように大部分が入る。
その為、散開隊形はルール化しない(通常隊形と被害が変わらないので)。
(5)榴弾砲の命中率は、上記のWikiによれば約50%との事。
そこで、榴弾範囲を下図のように目標HEXは52%、周りの6HEXは8%とする。
(6)以上を整理して、榴弾砲の命中判定を以下とする。
(A)目標HEXを決め、乱数により着弾HEXを決める。(下図のEXCEL VBAツールを利用)
(B)着弾位置に分隊が居れば、地形により下記の判定表で損害を決める。
複数の分隊が居た場合は、同じ結果とする。(個々の判定はしない)
砲弾の破片では建物を貫通できないので、効果なしとした。
(7)目標が4HEX以内の場合は、榴弾でなく散弾を使う。その為、通常の
砲撃と同じ判定をする。なお、射撃力は8とする(4pdr砲との威力比から換算)。
<個人的な感想>
ロシア軍は榴弾砲の特性を考えて、味方の歩兵を隣接HEXに配置しないように注意する必要がある。
また、同じHEXに複数の分隊を集める事も避けたほうが良さそうである。
これらの制約の中で、任務を達成できるか面白そうである。