つづき
3.方陣実現判定での指揮官補正
今までは、指揮官共通の補正(賽の目を良い方に-6)をしていた。しかし、
バウツェンの戦いでは、指揮官の歩兵ボーナスで補正する必要がある。
(1)改善前
下図のように指揮官が同行する場合は、能力に関係なく1を入力する。
そうすると、特殊ルールで指定される補正(今までは-6)を行う。
(2)改善後
(A)バウツェンの戦い以外では、指揮官が同行する場合に能力に関係なく@を入力する。
この場合、今まで通りに特殊ルールで指定される補正(-6)を行う。(下図左側)
(B)バウツェンの戦いでは、指揮官の歩兵ボーナスを入力する。
この場合、入力値で賽の目を良い方に補正する(値がマイナスなら、悪い方に)。(下図右側)
4.主な変更シートとマクロ
方陣=指揮官の入力方法を変える。
マクロ16(変更)=部隊別増援、部隊別表、部隊別損失の範囲を20ケ分に変更する。
また、部隊別表の増援部隊進入口を部隊別にコピーする。
マクロ47(変更)=指揮官の補正方法を変更する。
入力が@なら方陣表の指揮官補正を参照する。
入力が数値(-12以上、+12以下)なら、その値で補正する。それ以外はエラーとする。
マクロ60(変更)=処理回数を8から20に変更する。
マクロ61(変更)=処理回数を8から20に変更する。
ワグラム、バウツェン(ケーニヒスヴァルタを含む)の戦いを反映した、下記の定数をバタイユゲーム情報班の
<個人的な感想>
バウツェンの戦いは、フランス軍の対騎兵能力が大幅に低下されている。上記の改修のように、
指揮官の補正が-6から平均-1に悪くなる。また、新兵と国民衛兵は、騎兵突撃に対して
方陣を組めないので、現在の隊形で迎え撃つことになる(騎兵側は白兵戦力が2倍)。
更に、フランス軍騎兵は連合軍騎兵に対して数で劣勢である。
1813年のフランス軍の質が反映されている点は良いが、
これでは、フランス軍が勝てる気がしない・・・。