初めは検討の対象から外していたユニット画像の製作についても、
検討を始めることにした。製作作業では、同じような操作を繰り返す
場合があるので、その辺りを効率化出来ないか検討する。
しかし、最初から大苦戦してしまった。今後の為に、現状の問題と
対策を以下にメモする。
1.前提条件
(1)画像製作ツールは、今まで使ってきたGIMP(Version2.10)を使う。
(2)GIMPとPythonとのインターフェイスは、Python-fuを使う。
下記のWEBページにお世話になりました。ありがとうございます。
・GIMPのスクリプト(python-fu)のつくり方について書くで?
2.現状の問題
プログラム開発環境が良くない事が最大の問題である。
具体的には、以下の問題がある。
(1)開発環境にAnaconda+JupyterNotebookが使えない。
(A)ソースコードの入力
テキストエディタ(今回はAtomを使用)で入力し、拡張子pyで保存する。
なお、Anaconda+JupyterNotebookでは、拡張子がipynbで互換性がない。
(B)プログラムの動作確認
プログラムはPythonで書けるが、動作確認はGIMPの機能に
含まれるPythonコンソールから行う。具体的には、コンソールで
ソースコードを入力してエラーがないか確認する必要がある。
確認なしにプログラムを動かしても、エラーが生じた時にGIMPは
エラーメッセージを出すことなく、何もしない。
これは、JupyterNotebookに比べて使いやすさが格段に低下する。
(C)GIMPが対応しているPythonのバージョンが古い。
最新版のGIMP2.10.12でも、その中で使えるPythonのバージョンは、
2.7.16で、Anaconda+JupyterNotebookで使ってきた3.7.3と全く違う。
一例として、ファイルの読み込みで下記のように記述すると、
open(‘imgtest.csv’, ‘r’, encoding=’utf-8′)
2.7.16では、エラー(encodingをサポーしていない為に削除が必要)になる。
3.7.3では、encoding=’utf-8’を付けないとエラーになる。
(2)Python-fuの機能が分かりにくい。
GIMPで手動操作してきた機能に相当する関数がある筈だが、どれが
該当するのか分からない。また、パラメータの説明も分かりにくい。
次回へつづく
<個人的な感想>
予想外に苦戦して、途中で諦めかけた。しかし、何とか気を取り直して
続けているが、Anaconda+JupyterNotebookの有り難さを痛感した。