つづき
9.学習率の変更
codExaのテキストでは、0.00001となっていた。他の値に変えた時の正解率は下記のとおりである。
一般的には、学習率の小さい方が正解率が上がると言われている。しかし、下記の結果は、そうではない。
以降は、正解率が最も高い学習率0.00005を使うことにする。
学習率 | 0.000001 | 0.000005 | 0.00001 | 0.00005 | 0.0001 |
正解率 | 0.7115 | 0.8333 | 0.8525 | 0.8685 | 0.8493 |
10.隠れ層のユニット数変更
codExaのテキストでは、全結合層のユニット数が128となっていた。他の値に変えた時の正解率は
下記のとおりである。ユニット数に比例している訳ではない。正解率が最も高い64を使うことにする。
ユニット数 | 32 | 64 | 128 | 256 |
正解率 | 0.8541 | 0.8862 | 0.8685 | 0.8509 |
11.入力データの変更
codExaのテキストでは、元データのサイズがバラバラなので64×64画素に正規化していた。
これを128×128画素に正規化して、上記10までのパラメータで試してみた。
データ量の大きいほうが正解率が下がる・・・。
入力データ画素 | 64×64 | 128×128 |
正解率 | 0.8862 | 0.8141 |
入力データの画素数を大きくしたら、正解率が下がったのは予想外である。
本来ならば、上がる筈である。たぶん、4項から10までのパラメータが64×64画素に
適していても、128×128画素には適していないのであろう。
また、学習率を小さくしたら、正解率が下がった事も予想外である。
パラメータの調整は難しい・・・。とにかく試してみないと分からない。