【機械学習】画像認識の試行錯誤(5)

つづき

6.損失関数の変更

 binary_crossentropy(交差エントロピー)が基準であるが、他の関数に変えた時の

正解率を調べることにする。なお、CNNの構造は、前回の5.2.1とした。

やはり、基準の binary_crossentropyが良い。以降はこれを使う事にする。

損失関数binary_crossentropymean_squared_errorhinge
正解率0.81570.7243無限ループ(*)

(*)損失が変わらないために、同じ計算を最大数回繰り返した。

 

7.最適化関数の変更

 Adamが基準であるが、他の関数に変えた時の

正解率を調べることにする。なお、CNNの構造は、前回の5.2.1とした。

基準のAdamよりもRMSpropの方が良い。以降はこれを使う事にする。

最適化関数AdamRMSpropNadam
正解率0.81570.82530.7548

 

8.CNN構造の変更を再試行

 追加した層が2つの場合に正解率が下がった事に納得がいかなかったので、最適化関数を

RMSpropに変えて調べてみた。正解率が上がり、ドロップアウト率は0.25が良い。

ドロップアウト率追加なし0.20.250.33
正解率0.82530.6730.85250.8493

 

次回へつづく

 

<個人的な感想>

 層が多いほうが正解率が上がる事に納得した。それにしても、最適化関数の選び方でCNNの

構造が変わる事は予想外であった(Adamは基準関数なのに・・・)。

 

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