新しいPCは、システムにSSD(NVMeインターフェイス)、データにも
SSD(SATAインターフェイス)を使っているので、CPU立上げ時間が早く
なる事を期待した。そこで、実測して、旧PCとの比較を下記に整理した。
内容 | 新PC(sec) | 旧PC(sec) | 新旧比 |
1)電源スイッチのONからWindows初期画面表示まで | 17 | 30 | 1.7 |
2)サインインからCPU負荷が数%に落ち着くまで(*1) | 18 | 71 | 4.2 |
合計 | 35 | 101 | 2.9 |
(*1)サインイン直後は、explorerが動いていて数十%の負荷がかかる。
期待通りに立上げ時間が早くなった。その要因を推測してみる。
1)電源スイッチのONからWindows初期画面表示まで
新旧PCともSSDを使っているが、新PCはNVMeインターフェイス、旧PCはSATAインターフェイスである。
転送速度に違いがあるので、その差が出たものと考える。参考用にQ1T1の読み込み速度の違いを下記に示す。
新PC=46.6(MB/s)、 旧PC=18.4(MB/s)で約2.5倍違う。
上記の実測は、この読み込み速度よりも少し小さいが、ハード性能通りには動かないので、こんなものと思う。
2)サインインからCPU負荷が数%に落ち着くまで
A)ハードウェアの違い
新PCはSSD2ケのみ、旧PCはSSD2ケ、HDD2ケである。HDDはSSDに比べて読み込み速度が遅い。
参考用にQ1T1の読み込み速度の違いを下記に示す(データ用のディスク)。
新PC=30.2(MB/s)、 旧PC=0.6(MB/s)で約50倍違う。
B)データ量の違い
新PCはデータ量が250GBだが、旧PCは約1TBで約4倍違う。
C)推測
実測の新旧比が約4倍である事から、ハードウェアの違いよりもデータ量の違いのように思える。
D)落ち着いた状態
タスクマネージャーのパフォーマンスは、下図のとおり。既にメモリは21%使用している点が、
気になる。OSや各種基本サービスで3.4GBは使うものと思われる。
タスクマネージャーのプロセス(CPU使用の降順)は、下図のとおり。邪魔なアプリを
削除した効果が表れている。
タスクマネージャーのプロセス(メモリ使用の降順)は、下図のとおり。
アンチウィルスソフト(windows標準)が意外にメモリを使用している。
<個人的な感想>
サインインからCPU負荷が数%に落ち着くまでの時間に、ハードウェアの性能が反映
されていないように見えるのが疑問である。転送方式が同じSATAとは言え、もっと差が
出ても良いと思うが・・・。