ナポレオンは、ロシア軍を捕捉できる好機と判断し、大陸軍を北進させた。
しかし、ロシア軍コサックが、ベルティエ元帥がベルナドットに送った伝令を
複数名捕虜にした。ベニグセンはナポレオンの作戦計画を知る事ができたので、
上手く北に後退できた。
下図は、Military History and Atlas of Napoleonic WarsのMAP72aの抜粋である。
引き続きロシア軍を追跡して、やっと2月7~8日にアイラウで交戦した。
その間、ベルナドットはベルティエ元帥からの命令が円滑に届かない事もあり、
ナポレオン本隊との連携がうまく行かずにアイラウ会戦には参加できなかった。
下図は、Military History and Atlas of Napoleonic WarsのMAP72bの抜粋である。
<個人的な感想>
ベルティエとベルナドットの初対面で述べたように、初めから2人は気が合わなかった。
それが、以後もずっと続いていたと思われる。ベルティエはナポレオンを守る為に
ベルナドットを非難した事(イエナ・アウエルシュタットの戦いの行動)などがあり、
和解する事もなく、険悪な仲のままであったように思う。