前回記載した海賊の反撃は、序の口であった。今や反撃が本格化し、我が兵站は大混乱である。
凶悪なPBGを搭載したM3クラス戦闘機の他に、カラック(Carrack)級フリゲート艦まで出てきた。
その為、大破される輸送船が多数となり、”攻撃を受けた”とのメッセージも出せずに撃沈される船もあった。
主な問題点を以下に示す。
1.自動貿易の被害と問題点
(1)輸送船が攻撃を受けた時の表示は、次の2通りで確認できる。
(A)自分の保有艦船一覧
攻撃を受けて生き残った場合には、下図のように赤字表示になる。今までならば、放置しておいても
心配なかった。パイロットが最高位のMDなので、自分で造船所に行き修理していた。しかし、今回は
海賊が追撃してくるので、急いで近くのステーションに避難させるか、安全なセクターにジャンプさせるか
指示しないと撃沈される事が少なくない。
(B)ホットセクター(被害記録)
各地で海賊が出没し、警戒中の戦隊(フリゲート艦2隻、コルベット艦2隻)も交戦していた。
赤字で表示された船は、最終的に撃沈された事を示している。
(2)下図のように船体被害が99%(残り1%)となって逃げ延びてきた船もある。
(3)下図のようにカラック(Carrack)級フリゲート艦と戦闘機群がセクターに進攻してくる事もある。
初めはコルベット艦1隻を派遣したら、袋叩きにあって瞬殺された。下図は古いセーブデータを
ロードして戦隊(フリゲート艦2隻、コルベット艦2隻)で迎え撃った時である。
(4)自動貿易の問題点は、攻撃を受けたら手動介入しないと撃沈される事である。
撃沈されなくても、退避したステーションから動けないので、救援戦隊を派遣して海賊を
退治しない限り、交易が停止してしまう事も問題である。
2.工場操業の被害と問題点
(1)工場そのものに被害はない。しかし、海賊の襲撃の影響で資源の入手が困難になり、
資源不足で操業が停止する。下図のように10複合工場の中で7つの複合工場が停止した(警告マーク付)。
(2)工場の問題点は、次の2つある。
(A)工場支援輸送船(CAG)は万能ではない。
海賊の出没が活発になる状況になった事で表面化した。取引範囲を最大の50セクターに
拡大しても、資源の価格で決まる取引範囲を優先する。その範囲内には資源価格以下で
販売している工場・交易所がないので待機する。しかし、その範囲外には販売している
工場・交易所がある。海賊の出没により、Xワールド全体の交易が低下したので、
範囲内に品物が入らなくなった為と思われる。
なお、資源の価格を高くすれば取引範囲は広がる。しかし、範囲を広げる事は利益の
減少につながるので、そのバランスが難しい。今の状況では、大幅な利益減少を覚悟
しない限りは、CAGによる資源の自動収集・製品販売を定常的に行えない。
(B)工場支援輸送船(CAG)も海賊に襲撃され、手動介入が必要になる。
理由は、自動貿易と同じである。
3.対策案
なかなか良い対策案が浮かばない。次回以降で個々に検討する。
<個人的な感想>
Uボートによる商船襲撃に頭を痛めていた第2次世界大戦初期のイギリス海軍の気持ちが、
少し分かったような気がする。各地で被害が出て、対応に振り回されるので手一杯である。
今回は輸送船団を組むわけにはいかないので、悩ましい。固定地点間の交易ではなく、
可変地点間(N:N)の交易なので、33隻(自動交易+工場支援)の輸送船毎に護衛は付けられない。
海賊基地を破壊する事が良さそうである。そうすれば、近辺のセクターに海賊は出なくなる。
しかし、その為には戦力の増強が必要である。今回の海賊反撃が無ければ、海賊基地の1つを例にして、
破壊に必要な兵器・戦力を検証するつもりであった。その機先を制せられて、後手に回ってしまった・・・。
海賊は各地バラバラに活動していると思っていたが、どうやら連携して攻撃を仕掛ける事で、
こちらからの攻撃を牽制しているように見える。なかなか手強い。